牡蠣が『そこにある』というだけで十分に有難いこと
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僕は三重県鳥羽市浦村で牡蠣をつくっています。
漁師になったのは2013の春。
39歳のときでした。
それまでは公務員として、バリバリ働いていました。
それがあるとき、漁師になることを決意。この時の記憶があまりありません。
漁師として、地場産業である牡蠣養殖のカタチを変え、
後継者が次々に生まれる魅力溢れる仕事になるよう、
まずは自分が成長していきたいと思っています。
【モットー】
先人の智慧は参考にさせていただくが、
単なる真似事に収まらない!
【牡蠣の国 浦村】
体が必要とする栄養素を豊富に含み、完全栄養食とまでいわれる「牡蠣」。
昔から牡蠣の養殖が盛んでな地域です。今でも30件以上の牡蠣小屋が立ち並んでいます。
【正直な生産者であり続けたい】
安心して食べてもらいたいという想いから、【みえのカキ安心協議会】が独自に取り組んでいることがあるんです。
それは、ノロウィルスのこと。
ノロウイルスは人間が生活している海には必ずいます。世界中、どこでも、聖域はありません。
大切なのは、ノロウイルスが滞留する海域・海層を熟知しているということです。
高い意識を持って毎日海に出ている生産者だからこそ見える真実があります。
みえのカキ安心協議会では、とことんノロウィルスの浄化に取り組んでいます。
そして、海域情報や牡蠣の検体検査の情報を公開しています。小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで、三重の牡蠣の最新情報をインターネットで見ることができるのが自慢です。
【ちょっと残念なこと】
ここで大切なのは、検査結果が「陽性」と出たとき。
みえのカキ安心協議会は、その検査結果も公開しています。
全ては「安心して食べてもらいたい」という思いからです。
でも、その本当の狙いをまだまだご理解いただけず、とても残念なことにその「陽性結果」だけが一人歩きしてしまうこと…つまり「三重の牡蠣はアブナイ」と解釈されてしまうことが、オイスターマンとしては残念でなりません。
【これからも】
食べてもらう人に、”正直な生産者”であり続けたい、という思いは変わりません。
これからも、牡蠣を安心して食べてもらえるように、情報公開は続けていきたいと思っています。
「三重の牡蠣は安心!そのうえ美味い!」と言ってもらえるように、これからも活動を続けていきたいと思います。
【とことんやります!みえのカキ安心協議会の独自の取り組み】
ちょっと専門用語もありますが、紹介します。ぜひとも知ってもらいたい!
★18時間以上の浄化
紫外線殺菌により滅菌浄化した海水が入った滅菌水槽に18時間以上牡蠣を入れることで体内に取り込んだ細菌類を排出させ浄化を行っています。この基準は厚生労働省が設けている基準より厳しく設定されているため、赤痢菌をはじめとする食中毒菌などにも対応できます。
★海域情報の公開
迅速かつ正確にノロウイルス遺伝子量を測定する「リアルタイムーPCR検査法」による毎週の検体検査。感染症発症動向調査による感染性胃腸炎の流行、海水温、牡蠣による健康被害の有無、降雨量を基にした健康被害予測情報の公開を行っています。
株式会社ヤマキ水産株式会社
〒517-0025
三重県鳥羽市浦村町1229-65
TEL 0599-32-5659
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