農業は思ったより大変だった。でも、思ったより感動的だった。
本日のAKIBA noenは女子大生たちと。 茨城美菜部という女子チームが企画した、茨城の農業を楽しむツアーで…
元料理人の夫さとる、元ハーブティーブレンダーの妻ひろこです。
小さいころから農家にはならないと決めていた。
農業に興味をもったことはなかった。
早く家をでて自立して、このまま都会で住んでいくんだと思っていた。
社会人になり、銀座のレストランで料理人をして行く中で、顔が見える生産者さんの食材を使って、料理をしていく。
完成されたお皿を見て、自分だけの力だけじゃなく、美味しさの元は生産者の方がつくる食材にあることを身をもって知った。
そんな中、ふとお米農家だった実家に帰省した際に、ふと畑を見てみた。 今までは視点がそこにいかなくて気付けなかったのだけど、母親が家で食べるために沢山の野菜やハーブを育てていた。 そして採れたての食材で料理してくれたご飯は、こころと体が豊かになる美味しさがあった。
母親がつくっていた食材を試しに働いていたお店に持って行った。 お店のスタッフやお客様に出したところ、絶賛された。 シンプルに心から嬉しかった。 自分の母親、農業をしてきた実家、育ってきた土地、いつも旬のものが育つ庭、今まで見えていなかったものが、 パーッと視界が開けるようにみえた。 自分のバックグラウンドが「なんて価値のあるものだったんだろう」感謝で溢れた。 同時にずっと欠けていたアイデンティティーの一部が補われ、開放されたような気がした。
それが自分の進む道にきづけたキッカケです。
小さな頃から農業に触れる機会がなく生きてきた。
全て直感で選択してきた。大学を選ぶ時も全くやったことがない染め織りを専攻した。 いきたい方向性に近い気がした。淡々と行う染織。 自然の染料、玉ねぎの皮や桜の木、植物に触れる時間が心地よかった。
就職してOLになり、旅行いったり買い物したり、その時を楽しく過ごしていた。 ただなんだか実感のない毎日に飽きていた。本気で全力で仕事をしたい。そんな時、ハーブと出会った。 色や香り、効能、都会にいながら自然とつながれる手段を見つけ、心地よかった。本当に楽しくて、のめり込んだ。
人生を模索中の時に、シェ・パニーズのシェフが来日するイベントがあった。テーマは収穫。 参加者が自分の手で作物を収穫し、鳥の皮をはいだ。鹿の解体を見る機会もあり、スーパーマーケットでしか見ない食材のその先があること、当たり前だけど、そこには生産者がいて、生き物がいて、、という過程があることに気付かされた。
そう心からわかった時、生かされているという実感があった。
その後、銀座のレストランで働き始め、ハーブティーブレンダーをしている時に、契約農家さんの野菜が毎週セットで送られてきた。旬のとれたての野菜を見るのがとても気持ちよかった。キラキラした宝物のようだと思った。
そんな時に料理人だった夫に出会い、農業をしたい気持ちや人生の価値観があって、結婚&出産し、先に兼業で農業を始めていた夫と一緒に農業を仕事にしました。
子どもたち(男児2人)と一緒に田んぼで新幹線をみること。
広々とした田んぼの中、きれいな夕暮れ時に自分達のまわり180度くらいを走り抜ける新幹線を見ていると、美しいなと思います。
『深呼吸するときのような爽やかな気持ちに。目をとじて、心も体も自然体のあなたになってほしい』という想いをこめて、ハーブを育てています。イエルバブエナというモヒート用ミントや、デトックスハーブのフェンネルの花などをレストランやバー、カフェに卸しています。食べるハーブとして、サラダハーブやマイクロリーフも作っています。
子どもを育てるように作物も育てています。
寒かったら布団をかけたり、のどが渇いているときは水をあげたり、時には強くなってほしいからと甘やかさずに(笑)
夫のお母さん(おばあちゃん先生)の優しさ溢れるやり方を受け継いでいます。
土地のもつ力を基本とし、お米農家なので米糠をたっぷり畑にまいています。
ハーブは無農薬農法。野菜やお米は、慣行農法と無農薬農法を両方、色々な農法を場所を変えて行い、
来園された方にその違いやメリットデメリットをお話しています。
茨城県古河市の利根川沿いの肥沃な土地です。
★イベントを頻繁にしていますが、基本は団体様がイベントを組んで、開催場所として農業体験やお食事(元シェフの料理)やサービスを行っています。
★ハーブティー販売しています→http://takecocoa.thebase.in
★連絡先メールアドレス:akiba.noen@gmail.com
本日のAKIBA noenは女子大生たちと。 茨城美菜部という女子チームが企画した、茨城の農業を楽しむツアーで…