こんばんは!
今年も残すところ10日ほどとなりました。
今朝は、辺り一面、霜がおり、また、外のバケツにも氷がはり、やっと真冬らしさを感じました!
寒いのは、かなわんけど、嫌いではなくなりました。
朝が寒い分、昼間の陽気は、格別です。ただ、一日曇天の日は、それなりにきついですが。
さて、
ここのところ、色々な方たちや、団体の人たちにお世話になったり、色々な話を聞く機会が多いです。
作物の生育スピードが遅くなるので、その分、人との関わりが多くなってるのかもしれません。
私の方は、サツマイモの掘りとりがまだ終わっていなかったり、小麦やヘアリーベッチ、レンゲの播種が終わっていないので、どないしようかなー(もう遅いけど蒔くだけ蒔いてみよう)と思いつつ、色々な会に参加させてもらい、日々が過ぎ去ってしまっています。
ここのところの活動を列挙すると、
株式会社プリローダさんとの無農薬・無化学肥料野菜の6次産業化案件についての意見交換会、
宍粟市の農業者で構成される農業団体「宍粟つちのこクラブ」さんの忘年会、
私のおばであるさっちゃんが経営するオーガニックコーヒーのお店「ちずちゃんの花園cafe 花・ありがとう」メンバーの集い、
姫路のカレーと洋食バルのお店「SANSARA」さんのところでのランチ、
牛尾農場さん(産)の鶏肉と有機野菜を食べる会、
猟友会 姫路支部 主催の狩猟見学会、
などなどです。
書き出そうとすると、結構色々あり、書ききれませんでした。
たまに考えることですが、
仮に、1日、新しく10人の人と話しが出来たとした場合でも、1年で3650人、10年で3万6500人、30年で10万9500人の人としか話せないことになります。
日本には、1億人以上の人がいて、世界には、72億人以上の人がいるみたいです。
ということは、一個人が関われる人というのは、本当にわずかなんだということを痛感します。
「袖触れ合うも多生の縁」という言葉の意味もわかるような気がしました。
先日の宍粟つちのこクラブさんの忘年会では、
藤木農園の藤木さんや、田中農園の田中さん、いまい農場のいまいさん、同い年の但馬牛生産者の杉田さん、たつの市で今年就農されたグランドファーム神尾の神尾さんなどなど、活気ある面白い農業者の方達とお会い出来、とても刺激をいただきました。
宍粟市は、たつの市の北に位置し、たつの市にも流れている揖保川の上流に位置しています。
そういう意味では、たつの市にとって宍粟市は、運命共同体ともいえると思います。
なので、積極的に宍粟市の方とも関わり、揖保川流域の活性化につながればと思います。
今回は、お酒が飲めなかったので、次回は、お酒を飲みたいと思いました。
下は、宍粟市千種町の「いまい農場」さんにいただいた1個120円の卵です。
いまいさんは、全国自然養鶏会という会の運営にも携わっておられたそうです。
私も来年から養鶏をはじめる予定なので、一度、見学させてもらおうと思っています。
また、全国自然養鶏会にも入会してみようか考え中です。
この養鶏会は、いつもお世話になっている新宮町の「ただまき農園」さんも入会されているとのことでした。
そして、先日は、姫路の「SANSARA」さんのところでランチ。
「SANSARA」さんは、以前からたつのBURGERなどを移動販売車で販売されており、2011年から姫路で店を構えられています。
メニューは、たつの市や播磨地区の食材を積極的に取り入れた内容となっていて、めっちゃ良い店だと思いました。
また、メニューの数が豊富で、主食ものとしては、カレーやオムライス、たつのBURGERなどがありました。
私は、旬野菜のカレーセット(大盛り)に室津産牡蠣クリームコロッケをトッピングしました。
店内もオシャレで、次は、夜にお酒を飲みにいきたいと思っています。
SANSARAさんも「ただまき農園」の市原さんに紹介してもらいました。
きっかけは、以前メインでやっていたSANSARAさんの移動販売車をレンタルで貸してくれるかもしれないとのお話を、市原さんからいただいたことでした。
今回、SANSARAの店長にお願いしたところ、イベントで出ていない日は、貸していただけるとのことで、とてもありがたく思っています。
車内は、鉄板もあり、フライヤーもありで、かなりの調理ができる設備になっており、理想的な内装でした。
1月に家のリフォームが終わる予定のため、2月から、1つの台所を調理場にして、メニューの試作を行い、3月から、まずは週1回を目標にたつの市役所横のグラウンドでお昼のランチを販売していきたいと思っています。
さて、
ここからが、人によっては、閲覧注意の狩猟見学会のことです。
私の家から結構近い姫路の石倉で、見学会がありました。
これは、実際に猟友会の人たちについて、猟場までいき、獲物をしとめて、内蔵をとり、肉にするまでを見学するというもので、かなり臨場感のある見学会でした。
私は、セコ(勢子)という獲物を追う役の人、及び猟犬と一緒に、山の尾根をあがって行きました。
手順としては、はじめに土地に詳しい人の話を聞きながら地形図などを見て、どこにマチ(鹿が来る時まで待機して、鹿が追われて来たら撃つ人)を配置するかなどを決め、マチが配置についたところで、
勢子が、山の麓から猟犬を使って鹿をマチのところまで追い込んでいくというものでした。
猟犬は、ハウンド系とビーグル系がいて、どの犬もめちゃくちゃ利口な犬でした。
結果的には、セコ(勢子)の方には、鹿はこなかったのですが、チームとして3匹の鹿をしとめることが出来たようです。
無線がない私には、いつ鹿を撃ったのか、全然聞こえませんでした。
セコは、山の尾根つたいに行くので、景色がめちゃくちゃよく、こんな世界をみれる仕事は、あんまりないなーと思いました。
猟が終わると、みんな集合場所に戻って来ます。
そして、すぐに内蔵を取り出します。(深い山などでは、血抜きを撃ったすぐにしてしまうそうですが、今回は、処理場が近かったためか、血抜きはされていませんでした。)
その後、フックで吊るして、皮を剥ぎ、肉をとっていきます。(吊るし方は、上下どちらの方法もあるようです。)
まずは、足から皮を剥ぎます。
私も、解体の一部を手伝わせてもらいました。
枝肉にしていきます。
捌いたのは、生後2年くらいのシカでしたが、
そこそこの肉がとれました。
肩ロース、ヒレ、モモ(内、外)、ハツ(心臓)、レバー(肝臓)、肺など。
臓器は、ドックフードになるそうです。
姫路支部では、食肉処理場があり、そこで処理したものは、販売しています。
また、猟犬も独自で育てていて、親と一緒に猟にやって、猟の仕方等を覚えさせているようです。
その他、鹿革を使った服を作ったり、今回のようなイベントをしたりと、色々な取組をされているみたいでした。
私も、姫路支部預かりとして、来年から定期的にお世話になります。
下は、調理済みのお肉。
猟のあとのBBQで、振る舞われました!
当日、猟場でスラーサーを持ち込んでスライスしていたので、とても新鮮で、やわらかかったです。
たぶん肉たたきで叩いてはいないと思います。
やっぱり鮮度は大事!
あと、この焼き肉のタレ!
なにげに、たつの市産!!
他に、猪肉のハムもありました! これもかなり美味しい!
ビールが欲しいところでした!
こうして、命をいただきました。
御馳走様でした。
どんな肉も、こういう風にだれかがどこかで、捌いています。
そういうことを知らない世の中ってのは、なんか違う気がします。
ましてや、かわいそうだとかいうのは、見当違いです(食肉の方に限る)。
仕事を終えた猟犬は、この箱の中へ。
朝と違い、おとなしくしていました。
私は、このあと、姫路支部の見学もさせてもらったんですが、
そこで、一頭の猟犬が怪我をしていることがわかりました。
なにやら、イノシシと格闘し、内股を裂かれたようでした。
そこそこキズが深いようで、獣医さんのところへ行きました。
イノシシは、とれなかったけど、猟犬はイノシシも追っていたようです。
すげー働いてます。
来年3月からやる予定のキッチンカーでは、鹿肉ランチも出したいと思ってます。
固めの肉は、漬け込みのタレが、柔らかい肉は、ソースが決め手になると思います。
お肉は、播磨の山から。これが現実味を帯びて来ました!
その命 天に感謝し いただきます
(2015.12.21)