熊本「海苔」生産の現場からみなさんへ。

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この記事のライター
                 
漁師 熊本県松尾町

みなさん、こんばんは!
牛嶋です。
今年の「海苔」は十数年来の大不作の年に成りつつあります。
私達の産業は第一次産業です。
自然あっての産業です。
美味しい時と美味しくない時、豊作の時、不作の年があります。
そんな時自然を憂い、また、自然をありがたく感じます。
よく美味しい海苔が取れなかった、豊作にならなかったりすると天候を恨みます。
でも、これは仕方のないことなのです。今漁期の特性でもあるし、一言で言うとこういう年の個性だと。
だから美味しいものや、自分の納得したものができた時は格別な喜びとともに消費者の方が口にした時の笑顔が浮かびます。
確かに、ここ近年、少人省力化や機械化に伴い、一定の海苔が確保できるようになりました。
しかし、海苔養殖は自然の一部です。
自然の中に生産させていただく事に感謝し、毎年同じ天候でない、ましてや温暖化になっているここ近年、人間が自然に合わせていかなければならない事に気付き、生産者が自然の一部と再認識できた秋芽の期間だと思います。
忘れかけてた、自然とは切り離せないんだなぁという感覚を。。
この状況を私は楽しんでいます!
悔しい事も、嬉しいことも。
本当に自然は厄介!
厄介者だから手をかけたくなる!
自然相手の海苔生産。
毎年安定した味をお届けできるわけではありません。
同じ有明海で生産しても作り手によって、気候によって変わります。
美味しいと笑顔で食していただけると幸いですが、あれ?昨年と違う?どうした?って思って頂くことも作り手としてはありがたく、生産の課題にもなりますし、励みにもなります。良い時も悪い時も消費者と真っ向から向き合える海苔師でいたいと思う今日この頃です
さあ‼︎リスタートで頑張ります!

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(2015.11.25)


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