僕たち人間は生きるために、
自ら食べ物を集め、
自ら育て、
自ら捕まえなければならなかった。
かつて、僕たち人間は食べ物と直接的な関係にあったはず。
いつが旬か、
どのように育てるのか、
どこで見つけられるのか、
どのように貯蔵できるのか、
どのように手を加えれば食べられるようになり、安全になるのか…
食べ物について、知っていなければ生き残れなかった。
今現在は…
大規模生産者、大手食品加工業者、大手の流通企業が台頭したことで、食べ物との直接的な関係は解消され、生産と消費の分離は激しくなるばかり…
他人任せにした食べ物は、
食品偽装、食品を原因とした健康問題、生産過程における環境破壊、食中毒、遺伝子組み換え、ポストハーベスト等々…様々な問題を抱えている。
法律や行政指導で厳しく取り締まれば、これらの問題は解決しますか?
それとも、強力なリーダーシップを持った者が先導すれば、これらの問題が解決しますか?
僕は解決しないと思う。
やはり、僕たち一人一人が『何が安全で、自分の健康に役立つのか自分で判断する責任感』を持ち、食べ物との距離を縮める必要があると思う。
食べ物との直接的な関係を再構築しよう!!
僕たち、一人一人が食べ物と直接的関係を回復すれば、
食べ物をより安全なものにする力を僕たち一人一人が持つことになる。
鶏とともに暮らす者として、これを実現する初めの一歩が、
『生産情報の公開』。
公開の方法として、映像コンテンツを制作しました。
約40分の映像の中に、
僕が取り組む養鶏の基本理念、日々の作業、卵の作り方、鶏の屠畜作業まで入っています。
当方までご連絡いただければ、伺わせていただきます。
実際に映像を見ていただき、僕から補足説明、質疑応答、今後の課題について語り合えればと思います。
よろしくお願い致します。
※リンクの映像は約4分のダイジェスト版です。
(2015.10.5)