オリーブの実をみんなで収穫しました。
午前10時にお集まりいただき、洲崎から簡単な説明をさせていただきました。
そのあと、それぞれが思いおもいの場所に散らばり、一つひとつ、丁寧に摘んでいきました。
まだ細い幹なのに、たわわに実をつけている樹もあれば、どっしりとしていても受粉がうまくいかず実をつけることができなかった樹もありました。
40~50分ほどで獲れた量はおよそ8kg。
オリーブオイルにするには、少し足りませんが、私たちにとっては、未来への大きな一歩です。
3年前、うまくいくかわからないけど、「ならんこともないやろ!」を合言葉にタテヨコ深さ70cmの穴を必死に掘って
植えたことを思い出しました。
収穫では、実が多いとか、実をつけているかどうか?という枝や葉ばかりに目がいきがちです。
しかし、今日あの場で感じたことは、3年間、能登島の光と風と水の恵みを身体いっぱいに受けて成長したんだな
という感慨です。
たくましい太い幹と枝。地中は見えませんが、きっと、どっしりと根っこを
拡げ、風雨に耐えることのできる強さと、あきらめない強い意志を培ってきたのだと思います。
オリーブも、そして、ひとも。
(2015.10.25)