海苔養殖の仕事②|種付け前の準備もいろいろ忙しかとばい!

in 九州/佐賀/漁師の仕事
                 
この記事のライター
                 
漁師 佐賀県佐賀市

種付け前の準備もいろいろ忙しかとばい!

吊り綱付け作業

吊り綱とは竹と網ば結ぶ綱のことです。
竹1本に吊り綱を1本ずつ付けていかんばとです。
前回投稿した竹建てですが、一人で約2700本建てんばとしたらそれと同じ数の吊り綱を付けんばとです。(これも気が遠くなるばい)
この吊り綱には潮が減った時に網に干出がかかるごと吊ったり
潮が満ちた時は網が流されんごとする役目があります。
それと干出の時間を調整する役目もあります。(この干出が一番重要たい)

さて前回の続き、竹はなんで66本建てんばか?
まず網1枚の長さは10間(約18m)これば2枚つなぎます。
1列で20間(約36m)です。これを5列流して1小間10枚になります。(1部の漁場では4列8枚もあるばってん)
1本目と11本目の竹(これを枕竹という)から網と網の端っこを吊り綱で引っ張ります。
流した網の両側には2間(約3.6m)ごとに吊り綱ば付けます。
なので片方に9本の竹が必要になるとです。
1列に11本の竹を6列建ててその間に5列網を張るけん竹は66本となります。

また枕竹にはオレンジの輪っか(これは浮動管という)が付いてるばってんこれはできるだけ網を海水面に浮かすためばい。
たかが吊り綱、されど吊り綱。いっけんこの細い綱ばってんこれなくしては海苔網は張られんとたい!

DSC_0135
 
1小間に66本の竹を建てんば意味、おわかりになったでしょうか?
そして聞きなれない言葉、干出とは? また干出の重要さは後々の投稿にて・・
DSC_0145

(2015.10.11)

藤川直樹さんの「海苔養殖の仕事」第1回はこちら。

海苔養殖の仕事①|最大の重労働、竹建て作業


➤このライターのプロフィール
漁師 佐賀県佐賀市