9月21日、シルバーウィークのうち1日は「敬老の日」。
敬老の日は、国民の祝日に関する法律によると、
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としているそう。
日常から思い出まで、
農家漁師の、おじいちゃんおばあちゃん物語をどうぞ。
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近所のバッチャン
(元記事:齊藤瑠璃子 2015.0828)
マイクロトマトの枝が
伸び放題!!
\マジで見えない(笑)/
なので剪定しましたよ!
\マイクロトマトは森ですよ/
でもそろそろ終盤かな~、、
\終わりまでよろしくお願いしまっす٩(ˊᗜˋ*)و/
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初代のじいちゃん
(元記事:種子宏典 2015.8.10)
祖父91歳
戦前から馬を飼育し、果樹(りんご)をメインに農業を営み、その片隅でにんにく栽培を始める。
現「種子にんにく農園」の礎を築き、今や主品目をにんにくとし、にんにく栽培農家としては3代目の私が引き継ぎます。
農家としては私は6代目となります。
その傍ら、
未だに祖父は趣味の果樹栽培に精を出す日々。
50年前に買ったサングラスを着用し、
4,50年前から一切変わらない栽培技術で、
趣味とはいえ3品種、2000房を超えるブドウを育てております。
他にも果樹だけで梨、さくらんぼ、桃、ブルーベリー、ラズベリー、プラム、梅、柿、、、、and more
野菜もきゅうり、なす、スイカ、とうもろこし、いちご、雑穀、イモ類、根菜、、and more more more,,,,
とりあえずなんでもあり。
最近ではイタリアン野菜まで。笑
もはや趣味の領域を超えている。。。。
サポートする私も結構大変なんすけど。笑
とりあえず、
祖父は炭焼き職人でもあり、
戦中の出征前に家族のためにと大量に炭を焼いたらしいが、
いまだにBBQではその炭を使っている。
祖父を尊敬するわ。
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じいちゃんから受け継ぐ
(元記事:宮村祐貴 2015.9.11)
じいちゃんのにんにく。
今日、譲って頂いた方に、ただで譲ってもらうのも、悪いのでにんにく代を持って行くと。
『昔、おじいさんに、にんにく植えてみたいと言ったら20キロのにんにくをただで譲ってくれたんだよ。
だから、その分のにんにくを返さなきゃいけないと思ってたから代金は受け取れないよ。』
涙がこみ上げてきました。
やっぱり、じいちゃんは自分がにんにく農家になる事を分かってたんだなと。
作業小屋のガラス戸には、じいちゃんの手書きで。
平成何年、誰々さん、何キロ種にんにく。とか、書いてたのを見て母に聞くと、種欲しい人には売ってたんだよって。
でも、譲った方からは、あえて、にんにく代をもらってなかった。
じいちゃんは自分に、にんにくが届くようにしてたとしか思えません。
じいちゃんのにんにくは、受け継いでいかなきゃいけないと、あらためて思いました!!
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ばあちゃんのぼやき
(元記事:藤川寿夫 2015.9.13)
『みかんに酔っちゃった。』
82才のばあちゃんがゆっくり座り込んで、そうおっしゃいました。
その姿が何とも愛らしくて愛らしくて。笑
皆さんにお見せしたかったです。
しかしですね、ばあちゃんのこの『酔っちゃった』は、みかんが綺麗すぎてとかゆうお気楽な話ではなく。
紛れもなく、『多すぎる』というネガティブな意味だと思います。笑
ほんと、みかんは大抵どの品種もなってます。極早生も早生も中生も。
セミノールもたっくさんなってる。
そこで懸念されるのは、『今年なりすぎると、来年ならない。』=【隔年結果】というやつですね。
みかんはこれがあるから大変です。大体収量の20%~30%減収する農家が多いそうですがひどいところは半分減収とゆうこともあるらしいのです。
当然経営も安定せず大変。
中には、敢えて全摘果して、隔年結果を“させる”農家さんもいらっしゃるとか。半分の園地はならし、半分の園地は全摘果。それを毎年交互に繰り返すのだそう。うーん、なるほど。
近年隔年結果が目立つ藤川果樹園も対策を迫られております。