新時代の働き方をみんなでデザイン 僕らはこれからマルチワーカー【イベントレポート】

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8月9日  (月)、オンラインで山形県小国町(おぐにまち)×島根県海士町(あまちょう)の合同イベント、『新時代の働き方をみんなでデザイン 僕らはこれからマルチワーカー』が開催されました。

2021年11月からマルチワーカーの受け入れを開始した小国町と、マルチワークの先駆者である海士町からゲストのお呼びし、語り合いました。

移住やマルチワークの情報はもちろん、それぞれの町で実際に働いている方々に魅力を存分に語っていただき、移住のイメージが湧いたイベントでした。その内容をレポートいたします!

マルチワークを推進する、小国町と海士町

「そもそもマルチワークって何だろう?」って思った方もいるのではないでしょうか。

調べてみると、日本語では多業といい、本業を時期や季節ごとに複数持つことを意味します。
複数の仕事を持つことで色んな人と出会い、そして技術が得られる。それに加えて収入も得られるとなると一石二鳥ならぬ一石三鳥ですね!

マルチワークという言葉の意味も理解したところで、実際に小国町と海士町はどんな町か見ていきましょう!

<山形県小国町>

小国町は山形県の西南端にあり、なんと森林面積は町の93.8%!ほとんどが森と山に囲まれた自然豊かな土地です。

小国町のキャッチコピーは「白い森」。

これは、冬になってしんしんとつもる雪があたりを埋め尽くす、寒さ厳しくも美しい白い森と、夏の白い木肌のブナが涼しげに佇む白い森、そして自然が生み出す数えきれないほど様々な色のキャンパスとなる白い森を表現しています。

朝日連峰、飯豊連峰という雄大な山並みに抱かれ、町全体を包み込むようにブナをはじめとした落葉広葉樹の森が広がっています。

小国町の四季

冬にはキャンドル祭りや、雪で作る迷路のイベントが…!

どの季節にも、その時々の自然を活かした楽しみがあります。

キャンドル祭り

<島根県海士町>

明屋(あきや)海岸

海士町は島根県に属する、後鳥羽上皇が島流しにあったことで有名な隠岐島にある町です。島流しされた歴史的人物を多く受け入れてきたことから、外からの文化を受け入れる文化が根付いているのだそうです。

この島は火山が沈んで出来た島で、こういった島は世界に2つしかないとのこと。人生で一度は訪れたい、海に囲まれた自然豊かな美しい島です。

人口は東京ドーム一個分にすっぽり入るほど。そんな海士町は生物の多様性によりユネスコにも登録されてます。

また、隠岐の特殊な地形により離島にはないはずの湧き水が出るようで、稲作も行うことができるようです!私も隠岐のお米を食べてみたい……!

そんな、海士町ですが、財政面で一度は破綻寸前までいってしまった過去がありますが、「ないものはない」というフレーズを掲げ、移住者が集う賑わいのある町へと変わりました。

このフレーズには、「ないものはない、だが必要なものはある。本当に必要なものは作るしかない」という覚悟があります。その気持ちをもって、海士町は様々な改革を行っていきました。

マルチワークもその一環だそうです。

マルチワークを推進するわけ

小国町、海士町がマルチワークを推進する背景には、地方での人口減少や後継者不足が起こっている現状に加えて、この10〜20年間で都市から地方移住への意識が高まりつつあることがあります。

しかし第一次産業が町の主な産業であると、時期による業務量の差が大きく通年雇用が難しいため、仕事を見つけることにハードルがあります。

そのハードルをさげること、そして持続可能な町づくりのために、季節ごとの需要をつなぎ合わせるマルチワーカーの制度を設けるにいたったのです。

おぐにマルチワーク事業組合代表の吉田悠斗さんは、小国町で地域おこし協力隊を3年間やっていたときに感じた地域の人口の減少と衰退を止める地域活性化のため、お世話になった方への恩返しのために小国町に定住してに活動しています。

そんな吉田さんも春には田植えの作業、夏は水芭蕉の景勝地の草刈り、秋は稲の収穫、冬は日本酒の仕込み作業を手伝うなど様々な仕事を経験したようです。

四季折々の仕事の様子

マルチワークの受け入れ先事業者さんは、農業・宿泊業・酒造業・製造業(半導体)などがあります。これらの仕事を春夏秋冬で組み合わせることも可能ですし、週の所定労働時間(20時間)を小国町で働き、残りの時間を東京や仙台で働くようにすることもできるようです。

春は米の種まき、田植え。夏は景勝地の美化作業や蔓細工のための木の皮の採取。秋には稲刈り、宿泊業の補助。冬はスキー場の運営補助、フェレットストーブの配達や設置作業の補助を行うことができます。またキノコの収穫や菌床づくり、製造業の作業が一年を通してあるといいます。

一方で、海士町複業協同組合の森迫恒平さんは、「自然が豊かな中に家があって人が住んでいる営みの間で、新しいチャレンジが起きている海士町で熱を注ぎたかった」と移住のきっかけを力強く話します。

イベントを通して気になった人から海士町のことを知ったそうです。人生を変える出会いはどこにあるかわかりませんね。

また、海士町ではどんな仕事があるでしょうか?

23歳で海士町に移ってきた海士町複業事業協同組合の太田章彦さんは、移住初期の春はイワガキやワカメの現場、夏は宿泊施設や観光業、秋は海産物の加工、冬は酒蔵で働いていたそうです。

小国町も海士町も、より自然の近くで働けるところがとても魅力的です。

マルチワークの話の後は、小国町でマルチワーカーの受け入れをするキノコ生産者・小国きんたけ工房の渡邉拓磨さん、籠細工作家kagoyaの柳沢茜さん、ぺレットストーブの販売を手掛ける小国グリーンエナジー合同会社代表の高橋安以子さんにも、フリートークで小国の魅力をお話していただきました。

今回のイベントで移住やマルチワークの魅力を知っていただけましたか?

あなたの人生をより豊かにする、移住・マルチワークに是非チャレンジしてみませんか?温かく自然豊かな町が、祝福してくれるでしょう!

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