「千服一遇の喜び」を感じる茶園。 心からおいしいと思えるお茶は農家と茶匠の“真心”にあった。

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「こんにちは、いつもありがとうございます。今入れたお茶がちょうどあるんですがいかがですか。たまにはこちらも飲んでみてください」

茶匠 矢部園(ちゃしょう やべえん)は、宮城県塩竈市にある八十余年続くお茶屋さん。
三代目店主の矢部亨(やべとおる)さんはお客様がいらっしゃるといつもにこやかに声をかけます。
お店で一際目を引くのは、中心に位置する大きなテーブル。お客様はここで淹れたてのお茶を飲み、一息つくことができるのです。

矢部さんが大切にするのは、お茶と向き合う覚悟。その想いをうかがってきました。

〈共感コミュニティ通貨eumoコラボ企画〉

eumoとは、「幸せになるための手段」とお金を再定義した、新しい電子マネー。チップとメッセージ機能があり、人とのつながりや、ありがとうといった”共感”を可視化し「気持ちを伝えること」を楽しめます。

モノとお⾦の交換ではなく、縁と共感を大切にする、共感コミュニティeumo。今回は、編集部員が共感したポイントに着目し、加盟店の農園、牧場、カフェなどに取材しました!

書き手:奥野愛(早稲田大学)

農家と茶匠のお茶に懸ける想い

「いちばん大切なことは、データを見るのではなくてお茶を見ること。
それができるようになったのはここ10年くらいかな。もっといいお茶を展開したいって気持ちがあったからこそです。

お茶ってね、挿し木(切り取った株の一部を発根させて増やす方法)で育つんです。挿し木を移植して幹を太くして、お茶が収穫できるようになるまでには4年もかかる。だからその間は売上がない。

しかも、お茶は1年に1度、つまり50年続けても50回しか取れない。そのうち何回満足できるお茶ができるんですか、と聞くと農家さんは笑って、いや、1回かな、なんて答えたりするんだよ。

数年前、どうしてそんなに真剣になれるのかってとある農家さんに聞いたらこう言ってた。

私もいつか、歳を取ってお茶を作れなくなる日が来る。私が最後に作るお茶は一体どんなお茶になるんだろう。そのお茶に出会うために、毎年一生懸命作ってるのかもしれないって。

私は感動して泣いてしまったよ。

矢部園のお茶はすべてオリジナルブレンド。農家さんに作ったお茶を送ってもらって、毎年5月の下旬から6月上旬まで配合を何度も何度も試す。それはもちろんお客様のためでもあるけれど、そうしないと農家さんに失礼だと思うからなんだよ」

お茶を作るということ。そこに掛かる時間や想いの厚みをわたしは今まで知りませんでした。店内に並ぶお茶がすべて、こういった真摯な姿勢で作られているのかと思うと、圧倒されてしまいます。

心を満たすお茶、「茶匠の誉」

人生最後のお茶に出会うために一生懸命お茶を作っている。そう語ったという農家さんが作った茶葉でブレンドされたお茶が「茶匠の誉」。

わたしもいただいたのですが、これが言葉を失うほどに美味しいのです。一口飲んだ瞬間に思いました。もしかしたら今、わたしは生まれてはじめてお茶を飲んだのかもしれない、と。

それほどに、お茶ってこんなに魅力的な飲み物だったのかと驚きました。

口に含んでまず気が付くのは、深い苦み。その後口の中に強い旨みが広がっていきます。それをゆっくりと味わうと、最後に訪れるのは優しい甘み。この味わいの移ろいがなんとも心地よく、一口飲む度にうっとりしてしまうほどなのです。

この魅力は言葉ではとても表現しきれません。お茶一杯が、こんなに充実した気持ちを味わわせてくれるなんて。この豊かな時間を、皆さんにもぜひ経験していただきたいです。

【茶匠 矢部園さんもeumo加盟店です!】

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