「食べタイ編集部員の夏休みを覗いてみよう」特集の第6弾!
現在、東日本各地の農家さん漁師さんを巡る旅”Full Bag Tour”を実行中の食べタイ編集部員山坂千晴と相棒の末永玲於より、前回に引き続きレポートが到着!
8/30(金) 【長野県飯田市】米・果樹農家 佐藤 文紀さん
Full Bag Tour 9日目!
綺麗な山並みが映える、長野県の飯田市。

この旅初めて、果樹農家さんにお世話になりました。
こちらがその果樹農家さん、佐藤文紀(さとう ふみのり)さん!
なし、プルーン、市田柿などの果樹と、お米を生産されています。

実は佐藤さん、Iターンで飯田にやってこられました。
埼玉県から飯田市に引っ越し、果樹農家を始めて7年。
柿やプルーンの収量は安定してきたものの、なしはノウハウが蓄積されておらず、まだまだ工夫が必要とのこと。

その佐藤さん、若い頃の人生は破天荒そのもの。
30歳の時にワーキング・ホリデー制度を使ってニュージーランドへ。現地ではキウイフルーツの収穫などの季節労働で賃金を得ながら、多様な文化の人と交流したそう。
その前年には、モスクワで働かれていたとか・・・。
こんな農家さん、会ったことがない・・・!と、私たちは舌を巻くばかりでした。
「異文化との交流を通して、何か変わったことはありますかー?」と尋ねると、次のように答えてくれました。
「やっぱり、視野が広がったよねー。ああ、こんな風に考える人もいるんだなーなんて思って、他人に対して寛容になれたなあ。違う文化の人が寄り集まるからこそ、言語に気を遣ったりする必要が出てくるからね。」
「ちなみに、9月に事業を法人化する予定なんだけど、法人の名前も、ニュージーランドのキウイフルーツ農園の名前をつけようかと思ったぐらいだよ。」
とお茶目に笑う佐藤さん。
農業と異文化交流。かけ離れたように見える分野が、佐藤さんの中に共存していました。
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