「食べタイ編集部員の夏休みを覗いてみよう」特集の第3弾!
現在、東日本各地の農家さん漁師さんを巡る旅”Full Bag Tour”を実行中の食べタイ編集部員山坂千晴と相棒の末永玲於より、前回に引き続きレポートが到着。
さっそく見てみましょう!
【石川県能美市】米の専業農家たけもと農場
8月23日(金)・24日(土)
23日から2日間お世話になったのは、石川県能美市にあるたけもと農場。米の専業農家で、イタリア米“カルナローリ”の生産にも取り組む石川県のスター農家、竹本彰吾(たけもとしょうご)さん。

竹本さん:お〜い、久しぶりだね。元気だった〜??
そういって温かく迎え入れてくれる竹本さん。
さっそく圃場を案内していただくことに。
竹本さん:うちは作付け40haで、そのうち7haでイタリア米を作っとるね。あとは日本米も作っとるね。
山坂:イタリア米!?

竹本さん:そうやね。昔、イタリア料理人さんと仲良くなった時ね、国産のイタリア米作ってくれって頼まれたんよ。その時周りに隠れてこっそりと試作して、作り始めたんよ。
末永:それからたけもと農場の代名詞、国産イタリア米が誕生したんですね!

日本のコメ農家さんといえば、コシヒカリなどの日本米を作る方がほとんど。
その中でもなぜイタリア米に挑戦されたのだろう?
その答えは竹本さんのお父様で、たけもと農場の会長である敏晴さんが教えてくれました。
敏晴さん:“ニッチトップ”―うちらの地域では農業・工業かかわらず、人のしないことできないことをして誰よりもそれを極める。そうやって自分の強みを磨いていく。そういう土地柄なんやろうなあ。
それに加えて、竹本さんはこう言います。
竹本さん:料理人さんに頼まれて、面白そうやな〜と思ったからすぐに試してみたよ。
マーケットのニーズを捉えてすぐに反応できる柔軟さと、それと決めたところに力を惜しまない前進力。そして竹本さんご本人の優しげな包容力。
そこに今のたけもと農場が、スター農家として全国の農家さんを牽引し続ける理由を見た気がしました。
最後は、食味で日本一のお米を作り、時の農林水産大臣から賞を受け自著も出版していらっしゃるおじい様、平一さんの記念碑を前に一枚。

山坂・末永:また“たけもと農場Tシャツ”着てきま〜〜す!!
書き手:末永 玲於
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