「害獣ばい!なんで逃がすと?」 実はこれって私だけの気持ちじゃないはず…
北九州の砂防ダムに落ちたイノシシを捕獲して山に逃がしたとニュースであってました。
イノシシやシカからの被害をいつも受けている私としてはなんで逃がすん?って正直な気持ち。
毎週毎週(雨降りと真夏以外)、有害駆除で野山を駆け巡りイノシシやシカなどを駆除しているのに…(まさみっちゃんたち猟友会の方々)
可哀そうとか、生活に関係のない人の感想。
私たち農家にとっては死活問題になるくらい深刻な問題。
農作物やられたら大変なんだよ。
今年も田んぼが1枚まるっとダメになった。
電柵張ってたのにどこからか飛び込んだイノシシが出られるずに暴れまわったみたいです。
もちろん収入減ですよ~。
他にもキャベツ畑を荒されたり…
電柵張ったり、ワイヤーメッシュを張り巡らしたり、対策だってやってる。
これだって、害獣被害の無い地域ではしなくてもいい作業。
この作業にどれだけの時間を使っていることか!
けど、これだけ対策しても追いつかないくらい被害場所はどんどん拡大中。
山に食べ物がないとか…いろんな理由はあるかもしれないけど、被害に遭ってるのは事実だから!
もし、今回逃がしたイノシシがメスやったらまた増えるんよ!!
一般の人にしてみたら可哀そうかもしれんけど…
農家サイドにしてみたら射殺すればよかったのに…と思ってる人は多いと思うよ。
同じくらいの時期に今宿ではイノシシに咬みつかれて怪我させられた人もいるんだからね。
被害にあってからじゃ遅いんだよ。
2018.10.28