トップの画像がなんだか分かりますか?東北でよく食べられているホヤという魚介類です。
これらのホヤは、なんと福島県相馬市で菊地将兵さんが育てている豚が食べています。
ご存知の方ならお気づきの通り、ホヤの旬は6~8月で、この記事が投稿されたのも8月でした。
私たちが普段食べている豚がどのように育っているのか、相馬の豊かな魚介類を食べて育った豚が現在どうなっているのか、この記事をきっかけに関心を持っていただけたら嬉しいです。
編集部 菅野
先日、食肉センターに行ってきました。
食肉センターは豚を肉にしてくれる所でして、うちの豚を頼む日が来る前に打ち合わせとして行ってきました。
その中で、ちょうどこれから肉になる豚を見ることができますよと言うので檻に入れられた豚を見てみたのですが、衝撃でした。
うちで飼ってる豚とは全然違うんです。
あきらかにブヨブヨに太っていて、顎の下のお肉は皮が伸びたように垂れ下がり、身体全体を見ても筋肉が全然無いのです。
『うちのと違いすぎる。これが普通なんですか?』
そう職員さんに言うと、これが普通ですと言うのです。
どうやら世の中に出回っている豚のほとんどは、まともに動き回れないような檻の中でひたすら食事を与えられ、わずか数ヵ月で肥満体型にされて出荷されてしまうのが現実のようでした。
これが悪いと言いたいわけではないのですが、うちの豚と見比べれば別物としか言いようがありません。
うちの豚は例えるならば力士です。
身体は大きいけど、触ってもしっかり筋肉がついているのがわかる。
顎の下の肉も皮が伸びるようなことはなく、二重顎なのに引き締まってる。
このうちの豚、旨そうよりも強そうだと思えてしまいます。
それだけ動き回れるスペースがあるのはもちろんですが、なにより食事です。
相馬はどこよりも強すぎる。
市販の餌を一切使わないうちの豚の食事は、相馬市の米、米ぬか、相馬市の豆腐屋のオカラ、豆乳、相馬市の大豆、大野村農園のジャガイモや傷物野菜、そしてなんといっても一番は相馬に出回る魚です。
時々ではなく、毎日です。
毎日米や魚を食べてる豚を想像できるでしょうか。
この日は特に豪華な日で、写真にあるようにどう見ても人が食べるイカやホヤを、そのまんま豚にあげてしまいました。
育てている自分が言うのもなんですが、この豚たちは凄すぎる。
そして海の町相馬市はヤバイ。
予定の11月から早まりまして、10月には
この豚たちは海の町相馬市が生んだ豚として肉になります。
数年後には相馬市の認定をもらうような海の町が生んだ豚としてブランド化もしていきたい。
それだけ自分の古里に自信があります。
あと少し、楽しみにしていてください。
2018.8.17