『 がんばれ!大山くん 』をトラックに乗せ、最初にやった事は販売戦略を
建てる訳でもなく、いつも通り夜な夜な酢飯屋さん用の大山くんのイラスト
を書いて、Tシャツを刷るという事でした。
そして、渡した時の反応が見たいから直接持っていくのでした。
どちらもとても喜んでくれました。
そして、素晴らしい提案を大山君から頂いたのです。
『 がんばれ!大山くんのランチを師匠の岡田さんと一緒にどうですか? 』
2015年、酢飯屋ちゃんを酢飯屋で。
2016年、千歳を千歳に。
2017年、大山くんのお肉を大山くんが。
辛い修行も出荷までは頑張って欲しい!と大山くんが酢飯屋に弟子に入った時に
生まれた子牛に名付けた『がんばれ!大山くん』を大山浩輝が師匠の岡田さんと
その大山くんを育てた私に料理するランチ。
何度もお店や牧場で顔を合わせ気心がしれても、大山くんの背中からピリッとし
た緊張感に私達もどこか緊張しました。
何時間も見ていられる位透き通った綺麗な大山くんの大山スープ。
いったいどんだけ下準備がかかったのかとその透明感を見るだけで
嬉しくなります。
大山くんの大山肉味噌。
この破壊力はすさまじく、この肉味噌があれば草食動物の牛さんに負けない位
食べる事ができるんじゃないか?という一品でした。
大山くんの大山プレート。
やばいの出てきました。なんだこのバランス感は!という素晴らしい作品でした。
部屋とワイシャツと私を超える完璧なセット!焼肉と麹とチャーハン!!
緊張しながら大山くん料理の説明をする大山くん。
1つの食材を前にし、作り手も食べ手もみんな緊張するという事。
そういえば、自分はどっちだ? 食べ手だっけ? 作り手だっけ?
食材を知れば知るほど、身近に感じれば感じるほど、100%食べ手の立場のはず
だった自分がいつの間にか作り手の一員になったようで緊張する感覚。そして、
その一口を食べた時に緊張が一気に解放されて感動が押し寄せて魂が震える感覚。
これって食材魂の魔法のメカニズムの一つかもしれません。
ぜひ、そんな食材魂を感じれる第6回・寿司屋の牛レストラン!
締め切りは間もなくですので、ぜひぜひお越しください!!
(2016.05.04)