街はすっかりクリスマスモードに一新され、ハロウィンなんて忘却の彼方に去ってしまっているのではないでしょうか。
【都会と田舎】
そんなさなか、しれっとイベントの模様をお伝えしていきます。先月末に神奈川県川崎市の元住吉駅東口より出てすぐ始まる商店街、オズ通り商店街にてランタンづくりのワークショップを実施してきました。
また、利賀村のささゆり保育園でもハロウィンパーティー開催です。
若干、時間軸はズレていますが二元中継でお伝えしていきます。
【オズ通り商店街にて】
親子連れ12組を招待してランタンづくりを体験してもらいました。6組ずつ2枠で実施する予定が、参加者のご都合で10組と2組でやることになりました。
前日の晩に1枠目が10組って聞いたとき、泡ふきそうになりました。収拾つくんやろうかと不安でいっぱいでしたね。
さて当日ですが、子どもたちが絵を描いて、お父さんお母さんがカッティングするという役割分担で作業を進めていきました。
一見、微笑ましい親子の共同作業のように思えますが、ある問題が起きました。それは…
これです。大人になった今ではもう、描きたくても描けないピカソ的な絵。
これを描いた女の子は、ものすっごい満足そうな顔をしてるんですよね。渾身の表現ができたのでしょう。そして、キラキラした瞳で大人を見つめてくるわけです。「さあ、あとは貴方の仕事よ」と。
重責を担ったのは、ランタンづくりの経験があるオレンジパーカーです。カット技術+コミュニケーション能力が試される修羅場です。女の子のイメージを汲み取ったカッティングができるかどうか。
【一方、利賀村では】
「インチキおじさん 登場」です。ピントが合っていませんが、あまりの戦慄が故でしょう。撮影者を責めるのは酷というものです。
「インチキおじさん」というのは、ちびまる子ちゃんのOP曲『おどるポンポコリン』からの引用ですが、今にして思うと利賀村に起きる2016年秋の現象を予言した歌だったのかもしれません。
何せ9月にも、別のインチキおじさん(コードネーム:セプテンバー)が利賀村に出没しましたからね。
気になる方はこちらの記事をどうぞ ⇒ 第1回ランタンコンテストin利賀~第1部~
もしかしてだけど、パンドラの箱を開けてしまったのかもしれません。おじさんだけ出てきて、最後に希望が微塵も残ってなかったらどうしようかと戦々恐々してます。
【再び、オズ通り商店街】
さて、ピカソ的なデザインも無事にカッティングが終わりました。女の子は終始ご満悦な様子でしたね。「思ってたんとちゃう(>_<)」と落胆しないかヒヤヒヤしてましたが、良かったです。
オレンジパーカーは「父親力が上がったような気がします。」という言葉を残しています。難局を乗り切った充足感から来るものでしょう。
最後に灯りをともして記念撮影です。部屋を暗くして灯りが漏れた瞬間にあがった歓声がまだ耳に残っています。
楽しんでいただけたようで本当に嬉しかったです。小さなお子さんたちは途中で飽き始めるのではと思っていましたが、仕上がるまでずっとお父さんお母さんの横にくっついてました。ランタンが徐々に仕上がっていく様を興味津々で見つめていました。
親子がともに1つのことに没頭する、微笑ましくて温もりのあるイベントだったと思います。
【一方、利賀村では】
大きいのは大人がくり抜くのを見学してもらい、園児たちには白のミニかぼちゃにお絵描きしてもらいました。とてもカラフルです。自由奔放な感じがいいですよね。
鬼ごっこ。
僕はオズ通り商店街のイベントに参加したので、ささゆり保育園には地域おこし協力隊の中嶋絵梨子さんと慶大生の菅原千春さんとインチキおじさんにご協力をいただきました。
帰ってきてから写真を見せてもらったのですが、子どもたちが遊んでいる様子がとても可愛かったです。
大人も子どもも一緒になって楽しめる、ほのぼのとしたハロウィンを作っていきたいなと感じましたね。
川崎でのイベントはまだ続きます。後編をご期待ください。
(2016.11.23)