昨日、一昨日と岡崎市の総合公園で軽トラ市でした。
就農してからこのイベントだけは欠かさず参加しています。
来客数が多く、半日でまとまった売上があがるという事もありますが、
岡崎市をメイン商圏としている僕の中でこの二日間はお客様から通知表をもらう日と位置付けています。
何百人、もっとかな?多くの人と直接向き合い、良いも悪いもお客様の声を聞けます。
いつもどこどこで買ってるよ、
カラフルにんじんを買うのがここに来る楽しみなの、
テレビ見たよ〜!
講演聞きました!
とにかく美味しくて冬はこれ以外は買わない!
概ね良いお声をいただけました。
年を重ねるごとに鈴盛農園を認知してくださる方が増えているのを感じます。
今年は相場が高いためどこのニンジンも高く、相対的に鈴盛農園のニンジンが安く感じられる年です。
そんなこともあって、おたくのニンジン高いね!という声はゼロ。
初めてのことです。
1年目なんかは、
貧乏で可哀想だけど農業は誰かがやらなきゃいけないからがんばってね
という哀れみの声が正直多かったです。
もちろん今年はそんな声もゼロ。
感慨深いものがあります。
岡崎の皆様、いつも鈴盛農園を支えていただいてありがとうございます!!
鈴盛農園が皆様の食卓をもっと楽しくしていきますからね!
鈴盛農園の農業のやり方で、特徴的な部分はと言うと例えばマスコミや一般の方向けに言えばこれまでタブーとされていた塩を使った栽培方法で7色のカラフルなにんじんを育てている若くて日本一男前な農家(猛アピール中)という部分かと考えています。
では、農業者向けの特徴的な部分はと言うと、
〜すべての野菜を自分で売りたい価格で自分で売り切っている。〜
ここだと思います。
JAや市場への出荷はゼロです。
全部自分で価格を付けて鈴盛農園のニンジンの価値を認めてくれるお客様のところにお届けさせていただいております。
これが、うちがやりたいようにやりまくる農業を実現するための秘訣です。
一匹狼は強く居続ける事さえ出来れば誰にも首輪を付けられない。
いやぁ、農業はじめてすぐの頃はよく言われましたよ。
「鈴木君は面積が小さいからね。だから自分で売れるんだよ。大したことない。規模が大きくなったら無理だよ。」
しかし、ありがたいことに面積が5倍ほどになった今も全部自分で売り切ってます。
いや、ニンジンが足りないくらい。
でもね、初めからうまくいってたわけじゃないのは当然。
その辺りの苦労談やドラマを聞いてみたいという方、ぜひ講演に呼んでください笑
今はたくさんの方の支えがあって紹介や口コミでお客様が広がっています。
ここ数年、営業活動は一切してないし、当面はするつもりもありません。
営業活動をするより、僕が、仲間が楽しく農業をする姿を面白く発信し続けた方がよっぽどいい。
なんだあの農家は?と興味を持っていただけたら勝ち!
おかげで鈴盛農園には収穫作業が忙しい時期ほど毎日に近いくらい商談や取材、視察、面談などの来客があります。
この冬もこれまでよりもう一段ギアを上げて鈴盛農園のスウィートキャロット リリィを広めます。
声をかけてくれる全ての方に本当に感謝してます。
多くの人から
どうせこんなやつ数年で消えるよ
と思われていた新規就農1年目の僕は、その頃から今や未来の姿を捉えていました。
地域最小最弱の雑魚は雑魚なりに、胸に秘めた刀をいつも磨いていました。
妄想を現実に変えて、夢物語を自分のドラマに変えていく。
僕の口から飛び出る未来妄想の笑い話が、いつの日か
「あ、ほんとだ。」
に変わる瞬間が面白いんです。
これまでの農業の既成概念や常識を、磨いた刀で一つずつ着実に、ぶった斬るんです。
妬みやひがみ、騙しに陥し入れ、悪い噂に陰口、馬鹿にされたり蔑まれたり、そういうマイナスなエネルギーは何度も降りかかります。
それが僕の中のくそったれ!なめんな!今に見てろ!というアンダーグラウンド根性に掛け算されてプラスになります。
エネルギーを喰っていかなきゃ大きくなれません。
だから僕はどんどん表舞台に出て妬まれるようなことをします。
目立てば目立つほどマイナスエネルギーがあつまる、これは当然の原理。
高い避雷針に雷は落ちる。
あえて、ここだよー!って言ってんですから。
5年目の鈴盛農園、間もなくニンジンの最盛期に入っていきます。
相変わらずの極小農家ですがいつも変わらず夢は大きく、情熱は沸騰させて俺流農業を楽しんでいきます!
(2016.11.21)