“産ませる”のではない。一方的に得てはいけない。

in 東北/福島
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農家, 畜産農家 福島県相馬市

わが家のニワトリが初出産しました。
うちのニワトリ小屋は①の部屋、②の部屋、③の部屋とありまして、今毎日産んでくれてるのは①と②の部屋の子達でしたが、今回は③の部屋の子がヒヨコから数ヵ月かけて育ち、ようやく1個を産んでくれました。
ものすごく小ぶりで、100羽いるなかで産まれたのはわずかにSサイズ1個。
本当に貴重な命です。
恒例のことながら、その1個は家に持ち帰り平らな皿の上に割って落としてみました。

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それがこの写真の卵なのですが、割ってすぐに妻も私も声をあげて驚くほどの黄身の盛り上がりで、改めてニワトリたちに感謝と、僕らの育て方が間違った方向でないことが確信できてホッとしました。
僕にはまだまだニワトリの言葉はわかりません。
けれどなんとなく、毎日毎日ニワトリたちと一緒にいると、今こうしてほしいんだろうなといった気持ちはうっすらわかるようになってきました。
これからも僕はもっともっと気持ちを知れるようになりたいし、言葉を交わせるようになりたい。
まだまだ未熟なのは承知していますが、最高に良い育て方をしたニワトリは最高に良い卵を僕らに分けてくれます。
だから産ませるではなく、産んでくれたものをいただくという気持ちで育てることが大事なのです。
一方的に得てはいけない。
何年たっても、この気持ちで僕らは自然から毎日学んでいきます。

(2016.8.8)


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