里山で見つけたコンマ秒殺ノックの痕跡

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農家 青森県上北郡六戸町

北東北の里山では、沢に咲く真白な水芭蕉の花も終わりに近づき、新緑を照らす穏やかな陽射しがキラキラと輝く季節になりました。穏やかな春の一日、ほんのつかの間爽やかな風に吹かれて森を歩いていると、スッと立ち上がるワラビと共に、野生動物と雪と春の嵐の合作と思われる造形物を発見しました。一つは啄木鳥(キツツキ)のコンマ秒殺ノックで空いたミズナラの倒木です。見事なまでに円形にくり抜かれ、雪の重さと強風に耐えかねて倒れて出来上がった造形美、前衛生花の花材に使えそうな作品です。もう一つはリスかムササビの巣穴のベッド。木の皮を集めて丹念に丸く編み込まれたフワフワのベッドです。春先の強風で倒れたものか、それとも熊が掘り出した仕業なのかはわかりませんが、まん中がへし折られた松の木の側に転がっていました。ブンと攻撃的なスズメバチが比較的大人しく、下草も短いこの時期ならではの森を楽しみましょう。ゆったりと新緑の森を散歩すれば、タラノメ、行者ニンニク、ワラビなどの山菜以外にも面白い発見があるものです。

沢に咲く、ミズバショウ

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山のワラビ(ピントがちょっとずれていますが・・・)

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キツツキの巣穴(上の穴は、掘りかけ)

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リスorムササビのベッド

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沢に自生する行者にんにく(にんにくの香りがする山菜)

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(2016.5.20)


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農家 青森県上北郡六戸町