【1ヶ月まとめ】熊本の生産者からの声

in 九州/熊本
                 
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2016年4月28日 猛スピードで遅れを取り戻しています
大津愛梨さん(熊本県阿蘇郡)
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我が家に滞在中のアメリカ人青年ザック。共通の知人を介して調査目的で阿蘇に来たとのことですが、やたらと活躍してくれています。彼が来てからの3日間で、育苗用ビニールハウスを仕上げ、種蒔きの準備を整え、種蒔きまで終了。猛烈なスピードで農作業の遅れを取り戻しつつあります。田んぼの準備はこれからですが、とにかく、種を蒔かないことには稲が育たない。この非常時にここまで作業を進めることができたのは、この青年の力も大きいです。有難い。

熱発中のリサが私から離れないので、農作業どころか家事もままならない状況下で、日中の農作業で疲れているはずなのに、食事をすませると鼻歌を歌いながら食器を洗い、更には子供たちの相手までしてくれる。できた若者もいるもんだなぁ、と感心しております。今日は雨。今度は彼のお役に立てるよう、インタビューに応じようと思います。

 

 

2016年5月7日 どんな時も遊びのある農業を!
中瀬靖幸さん(熊本県菊池郡)
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毎年恒例の麦迷路づくり!
こんな時にと思われるかもしれませんが、
こんな時にこそつくるべきだと思いまして(^^)
なかせ農園は、どんな時も遊びのある農業を大切にしていきます。

麦迷路グーグルマップ座標
32°51’18.9″N 130°52’52.2″E
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2016年5月12日
まずは我が家の田植えに全力を尽くすのみ!
大津愛梨さん(熊本県阿蘇郡)
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さぁ、苗の方は準備OK。種まきは遅れたけど、気温が高くなってきたので充分育ちました。あとは田んぼの準備が整えば田植え。
村内には田畑や水路にも大きなダメージを受けた農家さんたちも沢山いらっしゃいます。できる限りのお力にはなりたいと思っていますが、ひとまず我が家の田植えに向けて全力を尽くします。…って言っても夫がね(笑)研修生もね。私は彼らの後方支援。頑張って〜*\(^o^)/*

 

 

◆2016年5月12日 苺さん見つけた
青砥みどりさん(熊本県阿蘇郡)

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こんばんは。「みどりやさい」のみりーです。

今日はすっきりとした青空。よく晴れました。丘の上の畑の草刈りを、1日頑張りましたよ。

午前中の草刈り終えた後、見つけましたよ!苺さん!

地震から四週間。まだまだ余震があり、気持ちが落ち着かない中、苺さんはいつも通りたわわに実ってくれてました。
お腹いっぱい食べられて嬉しい。

引っ越し先には数株しか連れていけないけど、県内各地の農仲間に株分けしてあります。仲間の皆さん、お世話ありがとうございます。

 

 

◆2016年5月12日 にんにく始まってます。
桑原崇さん(熊本県球磨郡)

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にんにくの芽取りも終わりまして、早くに植えたものから順に少しずつ収穫が始まっています。
今年も12片(上海早生)と6片を作ってますが、当農園のにんにくは12片の方が人気があり、お陰様で既に鹿児島や宮崎の方から予約が入ってます。今のところ、熊本地震によるキャンセルはありません。ただ、心配なのが収穫時の雨による影響です。昨年は収穫時期に連日雨が降り、根腐れをおこしたり、乾燥時の仕上がりが悪かったりと被害が出ました。他の農家さんは壊滅的な被害が出たところもあったようです。
また、今年はサビ病が流行っており、(特に12片で)人吉球磨地域ではこのサビ病の被害が出ています。当農園もいくらか影響を受けてしまいました。ただ今のところ芽や根の方には影響は出ていません。

 

2016年5月13日 ピンチがチャンス!煎餅できました 
大津愛梨さん(熊本県阿蘇郡)

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来た〜っ!
合言葉はピンチをチャンスに。

我が家のお米(欠けたり粒が小さかったりする米)でポン菓子を作って頂いている福祉作業施設の「阿蘇きぼうの家」。今度の震災で販売先が軒並み被害を受けたため、注文がなくてお手すきとのことで、ポン煎餅の試作をして頂きました。塩入りと、リサ用の塩なし。素朴で美味しいし、日持ちもするので、被災地への差し入れにも、遠方での販売にもピッタリ*\(^o^)/* わーい、わーい、嬉しいな。何より、自分たちが作ったお米が子供のオヤツになるなんて最高。というわけで、ついに、ついに、リサがほんとに食べれるモノを口にしているレアショットです(笑)ふと思い立って、お昼の残り(ご近所さんに頂いたセロリの葉っぱを炒めたもの)とクリームチーズを乗せて、さらにサンドにしてみたら、これもイケる。朝ごはんにもいいなぁ。パッケージは暫定的なものだし、形もマチマチだけど、そんなのどうにでもなる!ワクワクp(^_^)qコメポンと合わせてよろしくお願い致します♬

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◆2016年5月13日
農業県における災害。ピンチがチャンスになるのかもしれない
大津愛梨さん(熊本県阿蘇郡)
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青空が広がった昨日、ノーアポで新聞社の記者さんが取材に来た。被災地の現状やメッセージを継続的に伝えていくことの意義は知っているけど、ちょっといいですか?と取材を始めることには疑問を持ってるので、「ちょっと良くないです」というお断りをした上で、取材内容の趣旨を説明してもらった。すると、農業ボランティアのことを書くつもりだと言うので、時間を取ることにした。その件については、メディアの力を借りて今こそ社会に投げかけたいと思っていたので。

農業ボランティアについて、先日テレビが報道したところ、大きな反響があったとか。その大半が批判の声。なぜ、農業にボランティア?災害に乗じてない?雇うべきでしょ、等々。って、いやいやジョーダンでしょ。農家の皆さんが、たとえ被災していなくても、どれだけの時間を消防団や地域活動に費やして、その分の農作業が遅れたことか。それより以前に、たとえ家がどうなっていようとも、田畑が無事なら作業を続けておかないと、生活ができなくなる。農家ボランティアに対して批判をする人たちに、「もしも海外から安い農産物が入って来なくなった時、いきなり国産のものが欲しいなんて言ってきても、あなたたちには決して売りません」と言いたい。けど、私なんぞの投稿を見て下さってる皆さんは、農業ボランティア募集の投稿をたーっくさんシェアして下さった皆さんなので、ここで書いても意味ないか(^_^;) 何はともあれ、この災害を機に、農作業に人手が足りない時は、気軽に来たり来てもらったりする文化ができたら、生産者と消費者の「お互いに顔の見える関係」を築けるのではないかなぁ。

農業体験の受け入れは、多くの農家にとってハードルが高い中(サービス業に近いので)、スポットまたは短期の人手不足が解消されれば、農家にとってはありがたいのも事実。バイトだと、人を探して手配しても、天候によってはキャンセルしなければならないが、お役に立てるなら無償でも手伝いたい、というボランティアの方々であれば、人を探しまわったり、天候によるキャンセルの心配をしなくていい。そんな行き来が平常時からあれば、身近に農家がいない都会の皆さんにとっても、台風があれば農家や農産物のことに思いを馳せ、収穫時期になればそこの農産物が食べたくなる。平常時だとなかなか思いつきにくい農業ボランティアという発想が、農業県における災害をきっかけに、受け手(農家)にとっても支え手(都市住民)にとっても新たな選択肢となることができたら、ピンチがチャンスになるのかもしれない。

日頃から「農家の友達がいない人は、将来不安ですよ」と吹聴している私にとって、同じメッセージの繰り返しではありますが、災害を通じて、少しリアリティが増したかな、と思います。まだかな?東日本大震災の後、再生可能なエネルギーについて関心を持ってくれる人が劇的に増えたのと同様、今回の震災を通じて、農業の今後に関心を持って頂ければ、失ったものだけではない、と言える未来につながるのかもしれない。

私にとってタイムリーな話題だったので、結局はペラペラと語ってしまいましたが、メディアの皆さん、人の話を聞く前には、どのような切り口でどのような記事を書きたいかを、取材する相手一人一人に確認した上で話を聞いて頂けるよう、お願い致しますm(_ _)m 写真は農業ボランティアさんのお力を借りた農家さんにしてください、とお願いはしたのですが、災害の中で見る「美しい風景をバックにした赤ちゃんとお母さん」という絵は、メディア関係者じゃない私でも使いたくなる気がするので、近々こんな写真が日本農業新聞に載るかもです。

 

 

◆2016年5月14日 1ヶ月。田んぼの「補植」しています。
川﨑眞志男さん(熊本県天草市)

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おはようございます^^。
皆さんお元氣ですか~^^。

あの熊本地震から今日で丁度1カ月がたちました。
多くの皆様方からご支援を頂き熊本も復興に向け一歩づつ進んでいます。
被災された皆さんが元通りの普通の暮らしができるまでは、いましばらくはかかりそうですが今後ともよろしくお願いいたします。

さて、農園では一昨日よりご婦人方にタニシの食害を受けた田んぼの捕植を応援してもらっています。
苗さん達がもう少し大きく成長したら食べきれなくなるのですが、まだ水を入れると食害にあいます。
今は捕植のために水を入れている状態で捕植が終わり次第また水を抜きます。
草を食べてくれるタニシさんに感謝をしながら作業を進めることにしましょう!^^。

 

 

2016年5月14日 田植えスタート!とともに
大津愛梨さん(熊本県阿蘇郡)

田植えスタート!そして水遊びスタート!
バカ息子たちを見守る天神さん。彼らにとっては格好のウォータースライダーです。事故や怪我なく田植えが終わりますように*\(^o^)/*


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農家 熊本県阿蘇郡南阿蘇村
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