納屋の奥の農薬から考えたこと

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農家 大分県由布市

次は畑に詰めっぱなしの父ちゃんの投稿です。

うちは農薬使わない派ですが、農薬反対派ではありません。必要ないから使ってないだけです。
必要だと思ってる農家が適切に使えばいいと思ってます。

だけど先日、「こりゃ農薬はいかんな」と思うことがありました。
農薬の管理についてです。

たいていの農薬は100倍とか1000倍で薄めて使うようです。知らないけどたぶんほとんどがそうです。
売ってる瓶に入ったのは原液の状態。まさに劇物。危険、だと思います。

希釈については、おじいちゃんおばあちゃんを僕は信用してません。じっさい、隣に住んでたおじちゃんが「これは何倍ち書いちょるかの?」って聞きにきたことありました。僕がいたからいいけど。
そもそも、倍率の計算も大丈夫か??

もちろん現役のプロ農家さんはきちんとした知識を持って、安全性に問題ない使用・管理をしています。流通してる野菜に関して必要以上に怖れることはないです。

この冬に新しい作業場に引越してきたのだけど、やっぱり置きっぱなしに残された農薬の瓶がゴロゴロしてました。「やっぱり」ってのは、農家の古い納屋に入れば百発百中で見てきたからです。
蓋は締まってるものの、ラベルは見えなくなった遮光色の瓶。危ないので近づかないことにしてますが、今回ばかりは片付けなきゃなりません。

農家をはなれる時、「山に戻ればいい」って言いながらいろいろなものをそのままにしていきますが、これはマズいでしょ!廃オイルの入ったペール缶、金属の支柱、朽ちた機械・・・

人の去った農村は産廃状態。
と、ならないような農業をしたいと思います。

(2016.4.30)


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