「超高齢社会」が迎える負の連鎖を断つにはどうしたらいいのか

in 九州/熊本
                 
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農家 熊本県阿蘇郡南阿蘇村

今日の農作業は早速アメリカ人ザックが手伝ってくれたので、種蒔きの準備は男性たちにお任せしておいて、私は友人が届けてくれたヨーグルトを渡しに介護福祉施設へ。支援物資の食事だと便秘になる方(特にお年寄り)が多いと聞いていたので。

このヨーグルト、熊本の合志市というところで若き酪農家さんが開発したもので、こだわりの完全無添加。好みの酸味になるまで家で熟成することができるそうです。アンチエイジング成分も入っているそうなので、熊本支援として、ぜひぜひおオンラインストアで買い求めください*\(^o^)/* 大薮くん、差し入れありがとう〜っ!

http://www.oyabudairyfarms.com/

差し入れとして頂いたこのヨーグルトを持って向かったのは、「グループホームみなみ阿蘇」。この施設を切り盛りしている友人は、認知症患者さんの人権を大切にした介護についてドイツで学びたい、と10年近く前に我が家を訪ねて来た女性です。頑張り屋さんの彼女は、その後日本とドイツを行き来しながら研究を続けた後、ご両親が経営する施設で働くようになりました。非常事態を受け、生後半年の赤ちゃんを旦那さんの実家に一旦預けて、この1週間を乗り切りました。「うちが引き受けないと、介護が必要なお年寄りの行き場がないから」と言って、精力的に引き受けており、介護スタッフとして全国からボランティアの申し出はあるものの、車中泊させるわけにはいかないので寝場所を確保しなければ、という事だったので、協力させてもらうことになりました。

彼女の話によると、避難所で介護を受けられないお年寄りたちを一時的に引き取ることは何とかできるとしても、家や施設が倒壊している中で、次に行く場所がない。お年寄りは体力がないので、避難所のような場所にいるとどんどん弱ってしまう。ちょっとした介護ですむはずだった人が、より専門的な介護が必要な状態になってしまう…。そうすると、さらに行き場がなくなってしまう。

世界に先駆けて「超高齢社会」に突入している災害多発国ニッポンが直面している問題があまりに深刻で、解決の糸口さえ見えずに唸るばかりです。早く日常に戻りたいのは誰しも同じですが、ことご高齢の方については、急を要するはずなのに、なかなか避難所から出られない事態を、いったい私たちはどうすれば良いのでしょう????

(2016,4,25)


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