今の市場経済、正気とは思えない。新潟のお百姓さんが証言する「米の価格破壊」

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農家 新潟県魚沼市

東京行ったついでの合間に出身地神奈川県綾瀬市辺りのスーパーなど12箇所を回る。お米の営業。僕はすっかり浦島太郎なので親に連れて行ってもらって。おそらく成果はなし。ほとんどは遠くの本部に足を運ばなければならず、その時間はなかったので。簡単にいくとは思ってなかったのでそのこと自体はいいのですが、少々ショックを受けて帰って来ました。

お米が安すぎる!

10kg 2180円!10kg?しかも店頭販売価格で!

愕然!

農家は大赤字のはず!

どんな米?古米?古古米?古古古米?(茶助句会)

ふざけている場合ではない。

さすがにコシヒカリはもっと高いけれどそれでも農家の儲けがあるとは思えない価格。コシヒカリは5割も入っていないんじゃないだろうか。どの銘柄だって話は同じだ。経費はかかる。子どもに田んぼをやらせないのは親心なのだ。今の市場経済は明らかに農業を破壊している。

と同時に自分とこのお客さんに心から感謝。自分としては何とかやっていける範囲でなるべく安く設定している価格。でも自分がそう思えているのも理解あり意識のあるお客さんが居るからこそ。ありがとうございます。おかげ様でひとつの家族が農業と共に生活できます。精魂込めて長い間整えられてきた福山新田の田んぼを放棄しなくて済みます。今年も「目指しているのは美味しい顔」。皆さんの気持ちに応えるべきお米を作りたい、です。。

もうひとつ東京で驚いたこと。
駅の改札。切符を入れるところがない!

(2015.4.29)


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