2016年4月19日 本震から三日を経て:中瀬靖幸さん(熊本)

in 九州/熊本
                 
この記事のライター
                 
農家 熊本県菊池郡大津町

揺れが収まって、落ち着いてきたかと思うと、大きな余震があり震災の現実に戻される。

そんな中で『一日でも早く復興をする』という言葉に違和感を感じる。

きっとそれは、支援を下さる方たちの言葉であり、被災者自身の言動としては適切ではないのではと思う。

本震から三日を経て、街を行き交う人をみれば震災前と同じ生活を取り戻しつつあるように見えるけど、心の中では、常に余震の不安と恐怖を抱えている。

いま、僕たちの家は壊れ、自衛隊に支援され、国内外からの義援金が集められてる。
当事者の自分達はそうは思っていなくても、僕たちはれっきとした被災者であり。

そんな状況で、恐怖や不安を偽り、被災者自身が一日でも早く復興を急ぐことは、プレッシャーとストレスと、二次被災のリスクを伴う。

すでに傷を負った心と身体が、今度は壊れてしまうから、
何よりも、まずは頑張らないで欲しい。

頑張るのではなく、休むこと、逃げることを選んでもいいのだから。

せっかく救われた命なのだから、
一日でも早い復興よりも、一日でも長く生きることを優先して下さい。

東日本震災の時にこの曲で少しだけ心が救われたので、同じように誰かの心をほぐすことができればと思いシェアします。

(2016.4.19)


➤このライターのプロフィール
農家 熊本県菊池郡大津町