ひさしぶりにブログ更新します!
奥野ぶどう園のオクノシゲキです。
時間が欲しいです。
最近は薬付けの仕事をやっているんですが、これが終わらないんです。
薬つけという作業は、”シベレリン”というぶどうの種を抜くための薬をカップに入れて、
それを房に漬ける作業です。
数万個ある房を一つひとつ手作業で薬を漬けていきます。
単純に全部つけたら良いというわけでなく、漬けるタイミングがあります。
”適期”と言いますが、適期を逃すと商品価値の無い葡萄になってしまうので注意が必要。
”適期”は一つの木でも、その房によってバラつきがあるので何度も見に行かないといけません。
一つの畑でも、適期にバラつきがあるので1ヶ月ほどかけて何度も畑を回ります。
こんな薬つけの作業とハウスの開け閉めばかりここ3週間ほどやっています。
まだまだこのルーティンが続きます。
今は 朝の5時に起床し、6時までには畑に。
天気がいいと8時頃にはビニールハウス内の温度が40度近くになっちゃうので、
早くから開け始めます。
葡萄の花が咲いているタイミングで、温度を上げた状態にし続けちゃうと、
これまた商品価値の無い葡萄になっちゃいます。葡萄の赤ちゃんはデリケートなんです。
自分が担当の1町(1ヘクタール)ほどの畑を開けきるまで、最速50分かかります。
それが終わったら、薬つけに戻ります。
また、午後になると天候や気温を見ながら、ハウスを閉めます。
これも全部で45分ほどかかります。
そして薬つけが終わるのが、今だと日が暮れる18時40分。
日が暮れると流石に薬つけもできません…
そこから19時過ぎの真っ暗になるまで、2重のビニールハウスの内張りを剥がします。
もう暑くなってきたので、内張りも外します。
という毎日。
家に帰ったらデスクワークが続きます。
そして、朝が来る。
休みはないので完全にこのルーティンのみです。
このスケジュールで動いても葡萄の生育についていくのがやっと、
なかなか畑以外の仕事が進まない。という感じで、
とにかく時間がほしい。
一日30時間くらいねーかなぁ神様
一日に30時間あったら、プラス2時間を畑仕事、2時間をデスクワーク、2時間を休養に使いたい!
なんて、こと考えている暇あったら早くねて起きたほうが良いのかもしれませんね笑
時間の使い方で感銘を受けたTEDを紹介しますね。↓↓↓
こちらです。
(2016.4.8)