この農地、誰が守っていく?

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農家 福島県石川町

多面的機能支払交付金
ご存知ですか?
聞いたことない、という方がほとんどだと思います。

ざっくり言うと、
農業農村は、国土の保全・水源かん養・自然環境の保全・良好な景観の形成等、
多面的機能を持っているから、守らなきゃいけないんだけど、
農村の高齢化、過疎化等で地域の共同活動が低下してるから、国で支援します、
という取り組みです。

実際、私たちの住む地域でも、若い人はみんな周辺自治体へ働きに行き、
田んぼはみんなおじいちゃんおばあちゃんがやっています。
週末に手伝っているかと言えば、田んぼで若い人を見ることはあまりありません。
高齢化して担い手のいない農村の保全の一助になるよう、
交付金を使ってどうにかしようというというのです。
草刈りだったり水路の泥あげだったり、施設点検だったり…
今日がその日でした。
主に、水路の泥あげと消防立ち会いのもと法面の野焼きでした。

野焼きの賛否はあるのでしょうが、このようにしてどうにか農地の保全に努めています。

今、高齢化の進むその田んぼすら、最近の米の値段を見ると、やるだけ赤字、もう止めたい。
そういう方は少なくありません。
あと10年たったら、この農地はどうなっちゃうのかな。荒れ果てていくのかな…
大体誰が守っていくの?

そういう心配はつきません。

日本中がそうだとしたら、地域だけの問題ではなくなってくると思いませんか。

(2016.3.13)


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