りんご減農薬への一手間とは

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農家 長野県長野市

どうも、朝の冷え込みが辛い峯村です。
部屋を整理してましたらこんなものが出てきました。

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ときの卒業論文です。
研究テーマをもち、試験研究を重ね作り上げた論文の製作途中のものです。
赤ペンだらけなのは担当研究員の方に見てもらい、返ってきたものです。

研究テーマは「ビーティング法によるナミハダニの発生消長の把握」でした。

ナミハダニというのはハダニの一種で、りんごの重要防除害虫です。
体長は雌成虫で約0.6ミリと非常に小さい虫です。
また、世代交代が早いため殺ダニ剤に対する感受性低下が起こりやすく、
さらに新規系統の殺ダニ剤の開発が遅れていることが生産現場では問題となっています。

そこで、ビーティング法を使って、手軽にナミハダニの発生状況を園主が把握をし、
無駄な殺ダニ剤の散布を防ごう!というのが目的です。

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これがビーティング法。枝葉をたたき黒い下敷きに落とし、数えるというシンプルな方法。
小さいので見るのに苦労しますが、慣れればすごく簡単です。
この方法が、ナミハダニの発生消長を見るのに有効な手段か?というものを検証し、論文を作成しました。

結果、僕の行った試験では発生消長を見るのに有効な手段だ、という結論が導き出されまして、
生産者となった今でもこの方法でハダニ類の発生消長を確認していました。

ちなみに昨年は、この方法でハダニ類とハダニ類の天敵「カブリダニ」の発生消長を観て、
殺ダニ剤の散布の要否を判断していました。

その結果、防除暦では3~4回組み込まれていた殺ダニ剤ですが、0~1回に抑えることに成功しました!

こういうひと手間が大事なんですね。。。

さて!ハダニのことを話すと長くなるのでこの辺で!
明日も頑張りましょう~!

 

(2016.02.14)

 

 

 

 

 


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