「たそがれ」と「かぎろい」 美しい自然から生まれた2つの海苔

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漁師 熊本県熊本市

お待たせしました!浦山幹弥の海苔できました^ ^
今年は秋芽海苔が大凶作に見舞われたためにご提供が遅れ、冷凍海苔からになってしまいました。すみません(・・;)
こだわりを持って海苔作りをやっているため、以下は商品説明ですが少し長くなっております。読んでいただき少しでも自分の思いが伝わればと思います。よろしくお願いします_| ̄|○

01302016浦山

支柱式養殖海苔 たそがれ(初摘み海苔) 780円 全形10枚入り

浮流式養殖海苔 かぎろい(初摘み海苔) 660円 全形10枚入り

支柱式養殖とは九州・有明海特有の潮の干満の差を利用して1日数時間、海苔を網ごと天日干しして、うま味成分を十分に凝縮させてから摘採を行なうため採れる量は限られてくるのですが海苔の葉自体が柔らかく口に入れた時の甘みが強いのが特徴です。

浮流式養殖とは東北や瀬戸内海でも行われている養殖方法で海が深くて波がたちやすく潮の流れの速い海況で育つ海苔は色が黒くツヤがあり海苔の葉がしっかりしているので歯ごたえがあり、口に入れると海の味がし、噛むたびに海苔本来の風味が広がります。九州・有明海では熊本のみが行っています。

たそがれとは西の空へと日が沈む夕暮れ、空がオレンジ色に染まり、日の光が反射して海が黄金色に輝く夕焼け。
夕方、支柱式養殖漁場の初摘み海苔(一番摘み海苔)を収穫(摘採)している時間帯です。

01302016浦山②

 

かぎろいとは東の空から日が昇る明け方、暗闇だった海空が明るさを徐々に取り戻し青色に染まるまでの間、冬期の厳寒の日に見られるムラサキ色の朝焼け。
早朝、浮流式養殖漁場の初摘み海苔(一番摘み海苔)を収穫(摘採)している時間帯です。

01302016浦山③

 

支柱式・浮流式で収穫する時間を変えているのには、それぞれの海苔が持つ特徴を最大限に活かす為に行っています。

支柱式たそがれでは、日中、太陽の光を十分に浴び、光合成を行った海苔は自身の体に栄養分をたくさん蓄えます。それを夜間に自身の成長の為のエネルギーとして利用するのですが、光合成が終わる夕方に収穫し、すぐに加工することで栄養分をたくさん蓄えたままの海苔が出来、海苔の葉も柔らかく仕上がります。

浮流式かぎろいでは、夜間、海水温が下がり暗闇に晒された海苔は色が黒く、海苔の細胞が引き締まっている為、少し暗いうちから早朝にかけて収穫し、加工することで板海苔製品にした時の色艶が良く、しっかりとした作りになり歯ごたえが良くなります。

海苔の製造過程でも支柱式たそがれと浮流式かぎろいでは違い、養殖漁場の違いで性質の異なる海苔に合わせて加工を行っています。海苔を乾燥させる前に細かく刻むミンチの大小、加工時に使用する水の塩分濃度、乾燥機内の温度・湿度調整、乾燥にかける時間にこだわり、低温でじっくり海苔を乾燥させ、柔らかすぎず、固すぎずといった食べやすい海苔を目指しています。
もちろん原料には初摘み海苔(一番海苔)のみだけにこだわり使用しております。

最後まで読んでいただきありがとうございました( ̄▽ ̄)

(01.30.2016)


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漁師 熊本県熊本市