独立自尊の精神

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農家 神奈川県小田原市

先日、とある団体と食品関連企業から、僕たちが取り組んでいる地域循環型の農業・養鶏と連携したいとの依頼がきました。

都市近郊の耕作放棄地問題の解消に努め、都市近郊の農業及び畜産業を盛り上げ、地域の活性化に繋げたいらしい。

まず、都市部の一般市民に参加を呼びかけ、実際に作業をしてもらい、参加料を集め、運営費の一部に充てる。
さらに、協力企業からも金銭的な支援を受け、財団や行政からも補助金だか助成金も受ける予定みたい。

そして、僕たちには、耕作放棄地の紹介(地主さんの紹介)、作業の指導及び補助、鶏糞堆肥の提供等々を無償でお願いしたいとのこと。
しかも、活動を通して生産した作物を販売するらしく、販売先の紹介や自主開催マルシェの企画も手伝って欲しいと…もちろん無償で。

ここで質問。
仮に、皆さんが僕の立場であったとして、この依頼を受けますか?

目的はとても素晴らしいと思いますけど、連携すべきでないと判断する人の方が多いのではないでしょうか?
ちょっと他力本願過ぎですよね…。

僕は独立自尊の精神を貫く、経済的に自立した人と連携したいし、
僕自身も自立した者でありたいから、上記の依頼は断りました。
それに下記の方が単純かつ簡単♪

・個人の消費者は頑張っている農家さんから生産物を購入する。時間はかかるけど、耕作放棄地の解消に繋がる。
・協力企業は自らの事業活動を通して、農家に直接、金銭の支払いをすれば、耕作放棄地の解消に繋がる。
なんで、団体を経由する必要があるの?
大人の事情ですか?
なんちゃってCSRって、最高にダサい。
節税も兼ねているなら、設備投資、人材投資、技術開発投資しなよ…
それでも、お金が余っているなら、従業員や仕入先に還元したり、原材料の生産方法を見直したりする方が好感度は上がると思う。
企業は自らの事業そのものに社会的責任を組み込む。
事業規模とか、予算額とか関係ない。
今の経営状況に合わせて、無理なく、実践できることに取り組んで欲しい。
僕はそういう企業を応援している。
そういう企業と一緒に仕事をしたい。

(2016.1.29)


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