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めごい菜農園・代表の渡部佳菜子と申します。
福島県西会津町で野菜とお米を栽培しています。
会津地方の方言で、「めごいな=可愛いな」という意味になります。そこに野菜の”菜”と、私の名前の”菜”を入れました。
お客様から可愛がってもらえるような野菜づくりをしたい!という願いが込められています。

専業農家に生まれ、幼い頃から両親の農作業する姿を見て育ちました。
その時に誇りを持って作業している姿が、私の目にはカッコよく映ったんです。

農業に憧れを持った私は、小学校の頃には「農家になる」ことを決めていました。
地元の高校を卒業後、農業短大へと進み、2年間学んだ後、実家に戻って就農しました。それが、2011年3月10日。
その次の日が東日本大震災でした。私にとって就農は、ゼロからではなくマイナスからのスタートです。
風評被害や様々な苦難を乗り越えつつ、就農して今年で6年目を迎えました。

 

西会津は、ミネラル栽培

私の住んでいる西会津町は、四季がハッキリしていて、夏は暑く、冬は雪深くと、厳しい気候条件ではありますが、その分自然はとても豊かだと感じます。私の畑からは飯豊連峰が一望でき、その雪解け水が農家の畑や田んぼを潤し、肥沃な土壌を作ってくれています。
西会津町は、15年前以上前からミネラル栽培で野菜を育てています。ミネラルは、体を動かすために欠かせない栄養素です。亜鉛、銅、ホウ素、鉄、マンガンなど、必要なのは微量ですが、不足すると、人も野菜も健康を保てません。
「健康な体は健康な食べ物から。健康な食べ物は健康な土作りから」の理念のもと、土壌にあるミネラルのバランスを保ち、その栄養素たっぷりな土で作物を育てていく努力をしています。

 

分かち合うからこそ、本当の幸せ

私が就農する前までは、キュウリの生産が主な収入源でした。ですが、震災当時、農協に出荷していたキュウリの価格は大暴落。これから生活していけるのか、従業員さんに給料が払えるのか、不安と恐怖でいっぱいでした。それから、キュウリだけでは経営として不安定だということで、ホワイトコーンやミニトマト、ロマネスコなど、20種類以上の野菜を栽培しています。それからというもの、直売所での販売やマルシェなどのイベント販売を通して、お客様との顔の見える販売に力を入れてきました。

農産物というモノのやりとりだけではなくて、体験や交流を通して、自然や人とのふれあいの場をたくさん提供していきたいと考えています。私の農園で、お客様の世界を広げ、人生を感動の多いものにし、心豊かにいきていく力を与えたいのです。美味しさも満たされ方も、他の人と共有したり、分かち合うからこそ、本当の幸せを感じられると思います。そのコミュニティをこれから構築していきたいです。

 

かなちゃんの野菜だったら安心できる

震災から6年目を迎えましたが、未だに福島の農業に対する風評被害は根強いようです。ですが、私はお客様との信頼関係を構築しながらの販売を心がけているので、「かなちゃんの野菜だったら安心できる」と言ってもらえています。品質がいいものを作るのは、前提にありつつも、それだけでは、これから農業を続けていくことはできません。いかに、お客様にとって価値のあるものを提供できるかが重要だと感じています。それは農産物だけに限らず、体験することも含めてです。

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日本福島県耶麻郡西会津町尾野本
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