農家・漁師紹介

酒出和哉

秋田県仙北市
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日本一深い湖、秋田県の田沢湖近くで岩魚や紅鱒の養殖をしているいわな屋の酒出和哉です。

実は本業は家業である建設会社で、岩魚の養殖を始めたのは叔父と叔母でした。今の養殖場よりもさらに山奥で良質な川魚を育てていたのですが、叔父叔母の年齢もあり平成16年にその養殖場が人手に渡る話がでました。

ちょうどそのタイミングで知人が田沢湖で旅館オープンの準備を始め、地元の岩魚の仕入れを熱望したことをきっかけに、養殖場の後を引き受けることを決めました。

【大自然からの恩恵】

いわな屋の直営養魚場養魚場は、秋田県仙北市田沢湖生保内地区(おぼない)にあります。秋田県仙北市田沢湖は山々に囲まれ、堀内沢、生保内川、シトナイ川、部名垂沢、行太沢、大相沢、袖川沢などの数多くの渓流が源があります。 非火山地帯であるが故に、噴火による大規模な自然破壊がなかったので、豊かな自然が顕在です。

いわな屋の養殖場では秋田駒ヶ岳の麓、荷葉岳を源流にもつ清冽な沢水を利用し、極上の淡水魚を育てます。日常生活から隔離された、生活排水とは無縁の環境。流れる水はもちろん掛流しで、人体に影響のある寄生虫とは接点がないので、刺身でも安心して食べていただけます。

【味への探求】

いわな屋の養殖場は、その恵まれた環境に加え、オゾン、EM菌による水質浄化そして魚たちの健康を考えたサプリメントなどを活用し、魚自体の美味しさも追及しています。季節によっては木酢液炭粉も与えていますが、身質の向上と排泄物の浄化効果や養殖魚特有の脂臭さを低減する効果もあります。焼きたての魚は脂があるほど美味しく感じますが、その脂の質が不自然だと、冷めた時に臭みを感じます。脂を抜きすぎると、パサついてしまうので、そのバランスを意識した飼育を心がけ、養殖ならではの安定した品質の向上に努めています。加工では、唯一トレハロースという甘味料を甘露煮等に使用していますが、商品のほとんどは無添加で、保存料の使用もしていません。

中でも紅鱒(TM)は、適度な脂ののりと歯切れのいいプリプリとした食感があり、海水面で養殖されているサーモントラウトとは別物です。地元養殖ならではのとれたて新鮮さをどうぞご堪能ください。

【これから】

主に地元の旅館やホテルを中心に魚を下ろしていますがここ数年、田沢湖を訪れる人の変化を感じています。今までは豪華な高級魚の需要が主だったのですが、最近では「地元のものを食べたい」という声が強くなってきたように思います。そういうお客さんの声をきっかけにうちの魚が使われるようになった旅館もあります。

川魚の魅力とうまさを知ってもらうために、定番商品の各魚種の一夜干しや西京漬けなどの漬魚をはじめ、紅鱒のスモークサーモンやジャーキー等などのバラエティーに富んだ加工品にも力を注いでいきたいと思います。

最近では、魚だけでなく秋田県産の食材や素材を使ったメニュー作りや、十和田湖ヒメマスなどの他県と商品開発などにも挑戦しています。

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秋田県仙北市田沢湖生保内字武蔵野