【特集】生産者が語る「第一次産業を『仕事』にするとは?」
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私は高校卒業と同時に家業の海苔養殖ば継ぎました。
海苔漁師の事を佐賀では海苔師と呼びます。
佐賀の海苔は通称「佐賀のり」と呼ばれ有明海で養殖してます。
【海苔養殖という仕事】
海苔養殖という仕事は1年に1度しか種付けを行いません。
その網で1シーズン大事に収穫します。すべての行程が1度きりです。
そして春がくれば全部撤収です。
なので30年間で30回しか種付けした事がなかとです。
先輩方が昔から口癖のように言われることわざがあります。
「海苔の仕事は毎年1年生。同じ海況・天候でする仕事は2度となか。」です。
シーズン前はワクワクと不安、シーズンが終れば安堵と反省、この繰り返しです。ばってん自分は 「これが海苔養殖の面白か所なのかなー」 と思います。
【NIPPON TBERU TIMESに投稿する理由】
「佐賀のり」は生産量・水揚げ共に日本一の海苔産地です。特に一番摘みの海苔はこくのある味・やわらかさからくる口どけが秀でとります。ばってん近年は価格の低迷のうえ、この一番摘み海苔のよさが一般消費者に伝わっていっとらん気がしよっです。
この状況を生産者がなんもせんで海苔作りだけしよっては先には進まんと自分は思ってます。初めて一番摘み海苔を食べた人は必ずあまりの美味さにびっくりします。「海苔ってこがんうまかて思わんやった。」とほとんどの人が口をそろえて言います。
「うまか!うまか!」て言いながら食べんさった人の顔ば見ると自分まで本当に嬉しか気持ちになります。「やっぱい食べてもろうて良かったー。また食べてもらいたかー。そして今年も、次も、その次も絶対うまか海苔ば作らんといかん。」と強く思うと同時にもっとたくさんの人達に「佐賀のり」ば食べてもらいたかです。
目の前で自分達の作った海苔ば食べてもらうという機会はめったになかです。
こういった機会をこれから私達生産者ひとりひとりが作っていき、また発信していかんばと思います。他の農家・漁師の方達もなんとか自分の作った物を美味しく食べてもらいたい、消費者の喜んで食べる姿を見たいと思ってるからこそこの場で発信したりいろんな場所で頑張っておられると思います。
私は海苔養殖のシーズンの行程そして有明海という日本一の海苔漁場を少しでも皆さんに知ってもらいたかと思い、 NIPPON TABERU TIMES への投稿で発信していきます。
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