身体にも 目にもやさしい 人参葉 …そして神社の役割の話

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この記事の書き手
農家 兵庫県たつの市

こんばんは。

 

もう12月が半分終わってしまいました。

 

ものすごいスピードで月日が流れ去ります。

特に12月は、年内に終わらしときたいことが次から次に沸き出してきて、毎日追われているようです。

忘年会では、色んなことを忘れたい。

正月はゆっくり休みたい。

新年は、新たな気持ちで迎えたい。

などの思いから、とにかく溜まっている仕事を片付けにかかるのかもしれません。

 

さて、

 

前回の投稿のあと、

12月6日の夜から、12月8日の夜まで、東京の方に行っていました。

日本農業経営大学校の会員企業交流会というやつで、日本農業経営大学校を支えてくださっている会員企業の方々と、在校生、卒業生が交流するというものです。

その会では、農業関連の講演の他、在校生による発表や卒業生による発表があり、私も、卒業生として、発表させてもらいました。

テーマは、新規就農の現状と課題。

課題だらけであることを発表したところ、多くの方から激励を受け、当日用意していた新米を買っていただき、無事27袋を完売することが出来ました。

買っていただいた皆様、ありがとうございます。

 

この交流会で聞いた話で面白いと思ったのは、

神社やその祭りについてです。

 

神社というのは、昔は多くが避難所であったそうです。

そして、防災訓練というのは、神社を中心とする祭りで行っていたそうです。

一つが炊き出し。これは、災害時の炊き出しの練習、及び、備蓄米である古米を食べて、新しい米を備蓄するために行っていたそうです。

また、神輿というのは、災害時の避難経路の確保などの練習だそうです。

そして、一番大事だと思ったのが、祭りというのは、色んな人が顔を合わせます。

だから、実際の災害時にも顔の知った人同士なので、防災活動がスムーズにいくということらしいです。

もっともだなーと思いました。

 

今は、防災訓練といっても、消防署の人や消防団が指導にくるくらいで、協同作業の練習などは、皆無です。ただ、実際の災害時というのは、おそらく協同作業が、一番大事になってくると思います。

そういう意味では、神社も廃れ、祭りもない地域というのは、すでに防災機能がかなり気弱になっているのかもしれません。

 

私の住んでいる集落はというと、

神輿を担ぐほどの祭りはありませんが、祭りは何回かあり、また、神社の行事も多少あるようです。ただ、今は、なんとなく続いているといった感じのような気もします。

神輿に関しては、この集落は、もともと災害時に避難経路を確保しないといけないほどの混雑しそうな道がない(田んぼが多く、家は少ない)ので、そもそもなかったのかもしれません。 あのような祭りは、どちらかというと繁華街のものなのかもしれません。岸和田とか灘とか。

神社は、多くあります。集落に一つ以上あるような気がします。

このことについて、愛媛の農業経営者の方が、私に言ったのは、「あんたの住んでいる地域は、なんかある」とのことでした。なんかってのは、具体的になんなのかあまりわからなかったのですが、神社にはそれぞれ何かしらの意味が込められていて、神社が多いってことは、多くの意味が込められているっていう風に理解しました。

今でも氏子などの仕来りが残っており、おそらくなにかあるのでしょう。

現状定かではありませんが、今後、探していきたいと思いました。

 

これに関連して、最近思ったのは、川の水位です。

川ってのは、山の斜面などを削りながら、海まで流れます。

当然、年々、川の水位は、山の土砂などによって上がります。

そして、何百年も経つと、元の川は土砂で高くなり、別のところに川が出来るんだと思います。

それは、当然のことで、何百年という単位で洪水が発生し、川の場所が変わり、それに伴い、家も新しい場所に移動したんだと思います。

だから、家は、築200年ももてば良かったんでしょう。次の洪水までもてば、という感じで。

そして、神社の多くが高台に経っている理由もわかる気がしました。

あれは、避難所だから、永続的に流されない場所に建てるものなのでしょう。

 

今は、川は、堤防で囲まれています。

年々土砂が溜まり、水位は高くなっていきます。

洪水の危険性が増すのは当然だと思います。

自然の摂理に抵抗して、ダムや堤防で川の流れをコントロールする。

これは、果たして、100年後も可能なのか?

揖保川の水位調整用水門の上流部に溜まっている土砂を見て、思いました。

 

自然のエネルギーは計り知れません。

 

 

話が大分逸れました。

久しぶりの東京では、毎晩呑み、とても楽しい時間でした。

また、スキー用品店で、ウールの靴下を購入。田舎の家は、思いのほか寒いので、少々値が張りますが、スキー用で丁度いいです。

まだまだ、東京で会いたい人がいましたが、時間も限られているため、48時間で東京をあとにしました。

 

 

農作業はというと、

サツマイモや里芋掘り、畑の片付けなどをしています。

サツマイモと里芋は、12月に入り霜が降りた段階で、完全に葉っぱが枯れました。

早く掘りとらないと、腐っていく可能性が高くなります。

 

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また、

唯一のトラクターがとうとう壊れてしまいました。

キャブレターの水の減りがものすごく早く、また、田んぼの真ん中で煙がぼわーーと上がったりして、調子が悪いなーと思っていたのですが、エンジンがダメなようで、オーバーホールするしかないようでした。

症状は、「ガスケットの吹き抜け」だそうです。

 

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35年前のものなので、仕方ないのかもしれないとのことでした。

 

トラクターも早く探さなければ!

今の農業でトラクターがないと、ほとんど仕事にならないことがわかりました。

残る手段は、不耕起栽培!?

 

 

そんなこんなしながら、

京都へ六次産業化関連案件の打ち合わせに行ったり、ラーメン屋さんと共同でネギを栽培している新宮の農家さんとこに見学に行ったりしています。

 

そうこうするうちに山は、衣装を替えました。

まだ、散っていないので、例年より遅いのかもしれません。

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下は、人参紅葉(ニンジンの紅葉)です。

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身体にも 目にもやさしい 人参葉

(2015.12.17)


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