【編集部の夏休み04】こんなに美味しくて高く売れるのに…。”ルビーロマンの”作り手はなぜ減っている?

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「食べタイ編集部員の夏休みを覗いてみよう」特集の第4弾!

現在、東日本各地の農家さん漁師さんを巡る旅”Full Bag Tour”を実行中の食べタイ編集部員山坂千晴と相棒の末永玲於より、前回に引き続きレポートが到着。

8/26(月) 石川県かほく市 竹中ぶどう園

Full Bag Tour 5日目!!

石川県かほく市の「竹中ぶどう園」を訪問しました!

お世話になったのは園主の竹中浩記(たけなか ひろき)さん。

こちらが竹中さん。ぶどう畑を案内してくださいました。

竹中さんの圃場は、日本海を見渡すことのできる小高い丘の中腹にあります。

日本海から運ばれてくる砂でできた水はけのよい圃場は、ぶどうの栽培に最も適した場所です。

遠くに日本海を望むことができます・・・。見えるかな?

竹中さんが育てるぶどうは、「ルビーロマン」「シャインマスカット」が中心。

高級ぶどう「ルビーロマン」

こちらが「ルビーロマン」!ひと房でなんと120万円するものも!!

一粒でいくらするんでしょうか?計算してみては?

石川県で開発・育成された新しい品種で、大きな粒と、渋みのない甘みが特徴。

一粒一粒の食べ応えがあり、ジュワッと出てくる甘さはまさにロマン。

私も一粒だけいただきましたが、噛み進めるごとに幸せになる、そんな味わいでした。

それでも進まない「事業承継」

圃場を案内していただく中で、竹中さんが「でもね~、ルビーロマンを作る人は減ってますよ。」と一言。

「どうしてですか?こんなにおいしくて、高値で売れるものなのに。」と言う私を尻目に、竹中さんが語り出しました。

「まずは、設備投資の問題。そこのハウスを建てるにしても、かなりお金がかかるんだ。このハウスは自分で建てたけど、業者に外注しようもんなら、もっと費用がかかるね。ぶどう栽培を始めるにあたっての投資が、就農を妨げているとつくづく感じるよ。

次は、商品になるぶどうができるまでに時間がかかることだね。ふつう、ちゃんとしたぶどうがなるまでには3年から5年かかると言われている。その間はぶどうがとれない。収入がなくなっちゃうんだよね。新規就農者でぶどうを育てようなんて人には、厳しい話だよね。」

竹中さんの「答え」

「じゃあ、3年から5年かけて育てたぶどう畑を、新規就農したい人に譲渡できるような仕組みがあればいいんだな。」

「3年くらい育てたぶどう畑を、就農したい人に譲渡して。そうしたら就農しやすいんじゃないかと思い、実行しています。」

「さっきも言ったけど、ぶどうは初期投資が大きな負担になっちゃうんだよね。そこをクリアしやすくすることで、就農者を増やせるんじゃないかな。」

最後に一枚。ありがとうございました。

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