【編集部の夏休み07】『地方で暮らす』を考える。Iターンで見つけた幸せのカタチ

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「食べタイ編集部員の夏休みを覗いてみよう」特集の第7弾!

現在、東日本各地の農家さん漁師さんを巡る旅”Full Bag Tour”を実行中の食べタイ編集部員山坂千晴と相棒の末永玲於より、前回に引き続きレポートが到着。

今回はどんな内容なんでしょう?

8月31日(土)

この日お世話になったのは、長野県南信州にあるテトテ農園。千葉一哉(ちばかずや)さん洋子(ようこ)さんご夫婦、そして愛娘のいっちゃんの3人家族で営まれている家族経営の農園だ。飯田市内を臨む山あいの集落で、この地域の名産品の一つでもある市田柿やフルーツとうもろこしなどを作る暮らし。そんな千葉さんご一家の幸せの日常を垣間見た。

左:一哉さん、真中:いっちゃん、右:洋子さん
歩道を歩く千葉さんご家族

千葉さんご夫婦は生まれも育ちも農家と無縁だったが、飯田市下久堅という地域に4年前にIターンで新規就農を決めた。決め手は都内の大きな就農イベントで出会った飯田市の人の人柄に惹かれたことだ、と千葉さんは語る。事実、千葉さんの周りには下久堅のあったかい人たちが集まる。相思相愛だ。中でも、いっちゃんは村のアイドル。地域の人たちはいっちゃんの成長を我が子のように見守っている。

ピースをしてくれるいっちゃん

僕たちは、食べるタイムス代表の田丸さくらが企画した「梅漬けツアー」で一度この地を訪れており、実は今回が2度目だ。「また来てくれたの、嬉しいわ。」そういって迎えてくれる下久堅の人たち。勲おばあちゃんが作ってくれたおちゃがしを頂きながら、前回の思い出話や近況報告に浸った。ゆったりした、充実した時間が流れる。

左奥の勲さんのおちゃがしをいただく様子
下久堅の皆さんと集合写真

「下久堅での暮らしは人のつながりに支えられている。」千葉さんは多くを語らないが、その表情には幸せが溢れ出ている。幸せのカタチは一通りではないし、いろんな価値観があるだろう。今の段階で一つ大事と思うのは、様々な価値観に触れることだ。自分が居心地の良いという感覚に浸れるようなライフスタイル・生き方、価値観を見つけること。それは都会で生きるとか地方で生きるとか、単純な二元論ではなくどちらの魅力も問題も理解すること。その答えがIターンやUターンかもしれないし、多拠点居住かもしれない。ただ、今は様々な生き方に触れることこそが、自分にとって必要な時間の使い方なのだろうと千葉さんは気付かせてくれた。残り3週間となったこの「Full Bag Tour」で、ますます多くの価値観に触れたいと思った。

千葉さんの畑でトマトの収穫を手伝う様子
千葉さんの畑でトマトの収穫を手伝う様子

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http://tetotefarm.com/

書き手:末永 玲於

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