深刻な台風被害!農家の生の声

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農家 鹿児島県南さつま市

台風24号、やっぱり壊滅的だったかも

またまた台風が来ましたね。

台風25号。先週24号が大暴れしてくれたばかりなのに、また来ました。まあ、今回は直撃じゃなかったので、台風25号単体としてはさほど被害はなかったです。

というか、台風24号で十分大きな被害が出ていて、もうドン底になっちゃっていますので、今さら被害も出ようがありません。

台風24号は、ともかく塩害がものすごい台風でした。塩害というのは、葉っぱに潮がたくさんついて、葉っぱが漬物にされるみたいにシワシワになり、やがて枯れていってしまうというものです。まあ、要するに枯れるんです。そのせいで、近隣の山々は、除草剤をぶっかけられたように葉っぱが枯れて茶色になっています。

冒頭写真はアボカドの様子ですが、こんな感じで葉っぱが使い物にならなくなっています。幸いなことに(?)今年はあまり果実自体は付いていなかったので、そもそも収穫はなかったのですが、それでも樹が相当傷みます。

傷むっていうか、結構倒伏もしちゃったんですよね。

アボカドの中にはかなり大きく成長していたものがあったのですが、これの多くが倒れました。しっかり支柱にくくりつけてはいたんですが…。

まあ、それでは足りなかったんだと言われたらそれまでです。

同じく、支柱で固定していたのにかなり倒伏したのがオリーブ。こちらも、まだ幼木で収穫時期には入っておらず、それどころか虫害などでそもそもかなり被害を受けていたので、台風が来なくても圃場の状態はよくはなかったんですが、まあそれでも悲しいですね。

この写真で倒れた樹の左右に斜めになっているのが私が固定していた支柱です。

X字に打ち込んで、樹を支えていました。

ところが、これを結んでいたシュロ縄が切れたり、支柱自体が倒伏したりして、結局かなり大きな樹でもこのように倒れてしまうという事態になりました。

やっぱりX字が風向によっては弱いからかもしれません。これからはやっぱり3本での固定ですかねえ…。悩ましいところ。

最後に、収入のメインを担っている柑橘についてですが、まあ、これは当たり前ですけど若干落果していました。

ですが、全部落ちるというほどの被害ではなく、3割くらいでしょうか。そもそも、摘果不足で実が付きすぎていたくらいなので、この3割についてはさほど残念ではありません。

でも、やっぱり深刻なのは塩害の方で、割と塩には強い柑橘もところによってはかなり傷んでいます。樹そのものが枯れるというほどではないでしょうが、来年にまでその影響は長引きそうな気がします。

そして、前回の記事で書いたかぼちゃについては、「まだ潰滅でないと信じたい」と書いたのですが、台風25号の来襲(というより、穏やかな天候が続かなかったこと)などもあり、やっぱり壊滅的ですかね…。通常のやり方で収穫するのは諦めて、なんとか経費分だけでもとりもどすようなやり方をしていきたいと思います。

そんなわけで、台風24号の被害にはちょっと落ち込みましたが、このまま落ち込んでもいられないので、農業以外の部分で挽回したり、楽しいプロジェクトを動かしたりして、なんとか生きていこうと思います!

(2018.10.6)


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