なぜ売木村のファン作りはうまくいくのか 〜「村長の右腕」から学んできた〜

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  3割がIターン移住者」の村がある。 

 長野県の売木(うるぎ)村。600人の村を支えているIターン組は、そのほとんどがこの10年間で生み出してきた関係人口からの昇格組だといいます。売木村では、どのようにファンを増やしてきたのでしょうか。

食べタイ編集部は、「関係人口先進地から学びたい!」と、5月末に売木村で開催されたイベントに参加してきました。学んだことを、1日目、2日目のダイジェストで紹介します(食べタイ編集部・モリケン)

 

<イベント仕掛け人>

能見奈津子さん。売木村役場で村長を支える「若き右腕」

 

1日目 田植え

会場は、能見さんの田んぼ

この田植えイベントには、能見さんの工夫が仕掛けてあります。

 

まず、植えているお米。ただのお米ではありません。

その名も、「香り米」。

タイ米のような香りが特徴で、カレーと相性が良いそうです。

 

実際に夕食でいただきました。一口ほおばると、ほわっと鼻孔を抜ける東南アジアの香り!

食べるとなおさら、秋の収穫に行きたくなりました!

 

 

次にこちら。田植えを終えたあとの様子ですが、なぜか田んぼが白い・・?

「これは米ぬかだよ。光がさえぎられて雑草が生えにくくなるんじゃないかって思ったの」と能見さん。周囲の農家さんもこんな田んぼ見たことない、と口をそろえます。今後どうなっていくのか、気になります。

「香り米」、そして「白い田んぼ」。田植え作業の中に、また売木に来たくなる工夫がありました。

 

2日目 秘密基地づくり

2日目は、古民家をリノベーションして秘密基地をつくる企画。

しかし、肝心の能見さんの姿がありません!

そのころ、村では一大行事「渓流釣りまつり」が同時開催されていました。その手伝いに役場職員である能見さんは早朝から駆り出されていました。「バタバタしていて今日は戻れないかも」とのこと。

主催者不在のピンチ!

ところが逆に良い効果もありました。それは参加者が「自分の頭で考えはじめたこと」。

自然とコミュニケーションが生まれ、それぞれの役割が決まっていきました。

 

そして、豪華な昼ごはんが完成!わいわい食卓を囲みました。

★  ハチコ(たけのこ)の炊き込みごはん

★  ハチコ(たけのこ)のホイル焼き

★  ニジマスの丸焼き

主催者がいない中、なぜ2日目も盛り上がったのか。

 

逆説的ですが、主催者不在という事態がうまく働いたのかもしれません。能見さんがいない分、参加者は考えなければいけない。それで、知恵をよせあい、額をよせあい、火を起こした。料理を作るために役割分担して、食卓をかこむ仲間意識が生まれました。

「自分の頭で考える」「自分の役割がある」「仲間ができる」という要素は、めぐりめぐってリピートに繋がっていく要素とも思います。

(実は自分が戻れなくなることを読んで、深夜まで2日目の準備をしてくれていた能見さん。ありがとうございました!)

文:森山健太(食べタイ編集部、日本女子大学)

能見さんの活動に興味を持った方はこちらから!

売木村×ぼくらの秘密基地〜デトックスハウス鎌根〜

「パーマカルチャー」×「売木村デトックスハウス」

パーマカルチャーとは、パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture 農業)そして、カルチャー(文化)からできた言葉とのことで、「自然のエコシステムにならった人のための持続的な環境づくり」という考え方です。

6〜8月、「パーマカルチャー」のワークショップを全三回で行います!
講師はソイルデザインの四井真治さんです。
参考)http://soildesign.jp/about/

《ワークショップ全3回の予定》
◆第1回 ※終了※
日時:6月23、24日
内容:「場のデザイン&日干しレンガ作り」

◆第2回
日時:7月14〜15日
内容:「かまど作りワークショップ」
手作りの日干しレンガでかまどを作ります。
農家体験もあるかも。

◆第3回
日時:8月11、12日
内容:「コンポストトイレ作りワークショップ」
生き物は土から栄養をもらって、体内で分解し、土に還す。自分も環境の一部だと理解できます。
農家体験もあるかも。

※9月〜11月も基本的に月1のペースで開催予定‼︎


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