「独りじゃ活きられへん」大阪伝統野菜・三島独活(うど)の復活が教えてくれたこと。

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この記事の書き手
農家 大阪府茨木市

【独りじゃ活きられへん】
本日、今シーズンの出荷を全て終了しました。
応援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

独立して2年目の収穫。
真価が問われた一年でした。

想いだけで脱サラし、素人から三島独活農家になったものの、1年目は収量も品質も上がらず、苦しい結果に。
今年は試行錯誤を重ねた一年でした。

台風や、寒波で予測不能な出来事もあって、
一時は収穫できないことも覚悟しましたが、
結果的には太い独活も沢山出て、味も上々、収穫量も上がりました。

アホみたいに手間暇かけて、ハラハラドキドキしながら、作ってきたものの、
必要とされていないんじゃないか、後世に残していきたいと願うのは自分よがりなんじゃないか。
グルグルして、超前向きな私が眠れない時もありました。
(夫は疲れすぎて、いつもすぐ寝てました笑)

でも、今年はちょっと風が吹いた気がしました。
「一緒に三島独活を次世代に繋げていこう」
たくさんの人の想いが、導火線に火をつけたような感覚です。

今年改めて気がついたことは「独りじゃ活きられへん」ことを証明するために、私たちは三島独活を生産しているということです。

とうてい私たちだけじゃ独活の生産はできないし、20年間市場から消えていたノーブランドの三島独活を私たちだけで販売することはできません。

三島独活が存続しているということは、それだけたくさんの人に活かされているということです。

自立が求められるこの世の中で、
たくさんの人に支えられながら存在する三島独活。
1本1本個性的で、料理する際も一筋縄ではいかない。

そんな個性を愛し、活かしてくれる方がたくさんいること。
この温かい繋がりを大切に、また明日から来シーズンに向けて始動したいと思います。

より深く繋がりながら、生産者と消費者の関係を越えて、共に独活を育てていただく株主制度の来年度の募集も開始します。
また詳細は後日アップさせていただきます。

今シーズン、本当にたくさんの心温まる出来事がありました。
幸せな1年でした。
ありがとうございました。

(2018.03.30)


【三島独活のおすすめレシピ】
こ、これは!!スマッシュヒットです。

独活のぶつ切りをごま油で、透明になるまで炒めて、塩、かつおぶしをかけるだけ。
香りも残り、甘みが広がります。
簡単で、おススメです。

文旦と三島独活のマヨサラダもいい感じ。

三島独活はまったくアク抜きせず、生のままで。
すぐにマヨネーズを和えたら色も変わりません。
こちらもシャキシャキみずみずしくて楽しいです。

(2018.03.21)


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農家 大阪府茨木市