なぜ、たけのこシーズンは、記念写真もサインもご対応できないか。

in 農家の仕事/静岡
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農家 静岡県富士宮市芝川

なぜ、たけのこシーズンは、記念写真もサインもご対応できないか。

いよいよ、たけのこシーズンに入りました。

申し訳ありませんが、シーズン中は記念写真もサインもご対応できません。

なぜか。

ぼくが「タレント」ではなく「たけのこ農家」だからです。

1秒を削り出し、1人でも多くのお客様に、最高のたけのこを届けたい。

 

たった2ヶ月。

たけのこの短い短いシーズン(旬)であり、ぼくが鍛え上げた肉体で「勝負のリング」に上がれる時間です。

 

お客さんに、掘ってすぐの最高鮮度でお渡ししたい。

 

1 人で 200kg 掘り出してくる日もあります。

鍬はボロボロ、身体もボロボロ。

シーズン最終盤には、毎年病院に点滴を打ちに行きます。命懸けです。

 

ご来店の際には、そんな農家の背中を、そっと、温かく、声をかけず見守っていただけると嬉しいです。どうぞお願いします。

 

 

この先は、「ぼくのことをもっと深く知りたい人」だけに読んでいただきたいです。

*

お客さんに言われて、いちばん嬉しい言葉があります。

「たけのこ、うまくてまた来ちゃいました!」というご感想です。

 

つくづく、自分は農家なんだなぁと思います。

もしかしたら、テレビで見たタケノコ王と、ギャップを感じるかもしれません。

 

でも、これが本当のぼくです。日本一の味を目指すたけのこ農家です。

 

“お客も真剣。ぼくも真剣。”

 

そんな緊張感が大好きです。

お客さんの期待を超えるために、味や栽培技術を高めるのに一生懸命になれます。

命を削り、芸術級のたけのこを仕上げられます。

 

だからもし、今年のたけのこを食べて感動していただけたら…

 

「うまかったよ!」と言って、

そのときは、「タケノコ王のファン」ではなく、「たけのこのファン」になってください。

 

ぼくとあなたは、テレビの画面を超えて、互いに高め合える一生の関係になれるかもしれない。

そんな期待を胸に、たけのこを1年間楽しみに待っていただいたあなたのご来店を、心よりお待ちしております!

(2018.3.23)

 


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