真っ白キレイなお米は美味しい?

in ぼやき/九州/鹿児島
この記事の書き手
農家 鹿児島県南さつま市

先日、ご予約いただいていたお米の発送を行いました。

その作業中、私は「今年はカメムシ被害がひどくないか?」とすごく気になったんです。玄米の時はそれほど目立たないので、いざ精米してからわかるこのカメムシ被害…(写真は、強調のために被害米を集めています)。

ご購入いただいた方も、「あれ、黒いゴミみたいなのがたくさん入ってるぞ?」と気になったかもしれません。これは、カメムシに汁を吸われた痕なんです…。

といっても、これは見た目がよくないだけで、食味にはほとんど影響しませんし、もちろん有害なものではありません。この被害を受けないようにするには農薬を散布するしかないのですから、無農薬で作っている以上仕方ないものであるかもしれません。

それはそうなんですけど、最近は色彩選別機(通称「色選」)っていう機械があって、なんとこのお米から被害米だけを取り除くことができるんです! つまり無農薬で作っていても、色選さえあれば真っ白キレイなお米をみなさんにお届けできるわけです。

【参考】クボタの色彩選別機

無農薬でお米を作っている方も、「無農薬でやるんなら色選は使わなくちゃ!」みたいなことをよく言われます。色選を通すと米の等級が確実に1つは上がるので、その分増収効果があり、色選の購入費用を考えても得になる、という理屈です。

しかし、私のように小規模で作っている身ですと、そのような機械を購入することは不可能です(というか、色選以前に精米器も乾燥機もなにもない)。そんなわけで、「色選を通せばこの黒いゴミみたいな米はなくなるのに、皆さんには申し訳ないなあ」という気持ちでいました。

ところが、同じく(ほぼ)無農薬でお米作りをしている狩集農園のKさんにそう言ったら、こんな風に返されました。

「個人販売だったら米の等級は価格に関係ないけど、色選を通したら、色選の費用もそうだし色選を通す手間もかかるから、どうしても値上げしないといけないでしょ? それより安くした方がお客さんは喜ぶじゃん。カメムシの被害米が有害なものだったら取り除くべきだけど、見た目の問題だけなんだからさ。堂々と売ったらいいよ」

そっかー、確かにわざわざ色選を使って高級な米にするより、少々見た目が悪くても無農薬のお米を安く提供できるほうが理にかなってるかも! と目から鱗でした。高級な米だったら、うちの他にもたくさんあるわけですしね。

というか、無農薬・無化学肥料の米を5kg2500円(税込)で売ってるなんて、日本でも相当安いはずです。まあうちは有機認証を取っていないので、その分は割り引いて考えなくてはなりませんが、それにしても安い(自分で言うのもなんですが)。我が農協は、大浦町の新米5kgを1980円+税(=2139円)で売ってるので、うちの米は農協のお米とたった15%くらいしか値段差がないんです。

まあ、そんなわけで、カメムシ被害は若干多めではありますが、無農薬・無化学肥料のお米としては日本有数の安さだと思うのでご理解をお願いいたします。ただ、安さ自慢というか、安さが売りというわけじゃないんでそこのご理解もお願いいたします(笑)

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農家 鹿児島県南さつま市