リボン付きの箱入り娘のその後

in 生長記録/群馬/関東
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畜産農家 群馬県渋川市

約2年前、我が家の『中植さん』という子牛が大阪は能勢の中植牧場にリボン付きの箱入り娘として旅立った話は覚えてますでしょうか?

若牛という新しい取り組みをやっていく中で、先駆者でもある中植さんが牧場に見学に来ていただいた時に産まれた子に名付けた『中植さん』は成長し子牛になった時に「この子メスだよね?中植牧場はメスの肥育が専門だし、石坂牧場産まれの中植さんを中植さんが育てるってなにかワクワクするし、どんな牛さんになるのか知ってみたい! 若牛という初めての取り組みで連携を取るときの癒しとしてどうだろうか」などいろんな事がブワッと繋がり、中植さんも喜んで引き受けてくれました。

その時の詳しい話はコチラです →  『 Emeat × 中植さん × 能勢黒牛

そして、2年が経ち、間も無く出荷という一報を聞いたので、大阪までなにかいろんな気持ちが入り乱れながらすっ飛んで行きました!!

ここは本当に大阪か?と思ってしまうのどかで大好きな能勢の風景の中に無事に『中植さん』通称『中ちゃん』は立派にいました!!

おっきくなったなぁ!!当たり前ですがおっきくなった!!
大きくなってくれないと困るんですが本当におおきくなった!!

これが素直な感想でした。
「中ちゃんこんなに大きくなりましたよー」と中植さんのやさしさで写真を見る機会は何度もあったのですが、隣に見切れてる子の方が大きくない?大丈夫かな?本当かな?と、どうしても心配が先行して素直になれない自分がいたので実際に見るまではドキドキしていました。

我が家は特に子牛での販売は基本的にしてませんので、この心配な感覚も初めての体験でした。

我が家でもお世話になりっぱなしの牛さんの言葉がわかる獣医である松本大策先生も毎月中植牧場に検診に入っていて、背中かいてよ!と牛さん達がちゃんと列になって順番待ちしています。その一番後ろで控えめな性格の『中ちゃん』も待機!

先生が「いいですね!」と言いながら背中をかいてる姿を見ている中植夫婦。
これを見れただけでとっても満たされた気持ちになり、来て良かった!
たぶん『中ちゃん』も来て良かった!と思う事が出来ました。

長年メスを肥育してきた歴史、そしてお肉屋さんもやってるからこその説得力のある仕上げイメージなど技術面でも学ぶ事の多い『中ちゃん』の出荷前の姿でした。

「実際に自分の名が付いた牛さんをを育ててみた感想ってどうでしたか?」と聞いてみると「基本はみんなどの牛さんも同じで美味しくなって誰かのパワーになってくれる為に私達は頑張るだけ!」という答えが返ってきました。それは子牛まで育てた私達も一緒の感覚で、牛さんを育てる工程が最初であれ、最後であれ、全部であれど同じなんだなぁと思いました。ボソッと言った「まぁ中ちゃんは可愛いけど」という言葉も聞き逃しませんでしたけども!

そんなちょっとだけひいきされた愛情まみれの中植牧場の『中植さん』はお肉になって登場しますので、この機会にぜひ☆

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(2017.8.3)


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