値段を下げて売って、それで満足?農業界の常識を変えた農家のプライド

in ピックアップ/中部/愛知/時代をよむ
この記事の書き手
農家 愛知県碧南市

どーも!

現在、うちのニンジンを置かせてもらってる直売施設が県内で13店舗。

一番最初に何度も通ってお願いしてやっとのことで出荷者にさせてもらったのが岡崎 農遊館。

本来なら畑のある碧南の産直施設に出荷するのがセオリーですが、市内ではニンジンが溢れて安売り合戦の場となっていたのでまったく興味ありませんでした。

自分で生産物の価格を決めれるのが農産物直売所の良いところと言うものの、実は暗黙のルール(相場)が存在します。

僕はまず、暗黙のルールを壊すことから始めました。

『自分の出荷する野菜は、必ずその店の中で一番高い価格をつける』

これを徹底しました。

今でももちろん徹底しています。

店によっては、同じニンジンなのにみんなの倍以上の価格になってしまうこともあり、スタッフさんに

規律を乱す!

野菜の高い店というイメージをお客さんにもたれたら困る!

こんな価格じゃ誰も買わない!

と言われ、何度も揉め事を繰り返してきました。

でも、絶対譲りません。

自分の農産物にプライドをもっているし、

自分自身が安売り合戦を助長させるようなことをしたくなかったからです。

安売りは、売り方の中で一番簡単な手法です。

安くするだけじゃない売り方を、まわりに魅せていくことが産直施設のレベルアップにつながる。

そして、自分にはそれができるという自信がありました。

そのために、肥料のこと、農薬のこと、栄養価、味、デザイン、エンターテイメント性、徹底的に考えました。

朝も昼も夜も夢の中も、考え抜きました。

そして様々な仕掛けを繰り広げていきました。

お客様にとって安心で、食べるほど健康になれて、心もウキウキできるような価値のある野菜を創るんだ!と、あれからずっと心の炎は赤々と燃えています。

そんなはじめの一歩から四年が経ち、昨年農遊館から優秀出荷者として表彰された時は感慨深いものがありました。

今、とてつもない数のお客様にご支持をいただいています。

本当に幸せものです。

ありがとうございます。

僕も新規就農者ですが、新規就農者の方にどうすれば農産物を自分の名前で売れますか?とよく聞かれます。

その答えになるかはわかりませんが、

オンリーワンになるために農産物に、プライドを!!

そこにむけて僕も日々挑戦しています(*^^*)
(2014. 2.3)

➤この農家・漁師のプロフィールを見る
農家 愛知県碧南市