農薬に頼らざる得ない状況。しかし、いつか終わりが来る。

in 愛知/生産の哲学
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農家 愛知県豊田市

@桃園

ずいぶん空けましたが、桃の様子を見に行ってきました。

今年は「いちじく」に専念し、「桃」は諦めようと思っていたんですが、

ずいぶん調子がよく(天候が良かったためか?)手を入れれば少しだけなら出荷もできると思い「摘果」(良い果実だけ残し、あとは摘む)を行いました。

しかし、

「灰星病(はいほしびょう)」

が広がっています。

これが、厄介なんです。。。

(2016.6.19)

 


「選果場がやられる。」

 

モモを共選(部会のみんなと一緒に出荷すること。)に出す場合、

もし「灰星病」の果実が混ざっていた場合、

選果場内で感染が広がる可能性がある。

それほど恐ろしい感染力を持った「灰星病」。

 

共選ではなく個人出荷(個選)にする場合、

値動きが不安定だったりするので「売る力」が必要になってきます、

収穫や作業に追われる中「売る」ことに力を入れることは才能がある人は別にして、やはり難しいものだと思うんです。

共選は安定して高く売るために売り先の確保やブランド力をつけたりと「売る力」があるので大多数の方がそちらを選びます。

自然栽培に取り組んでいながら、こんなことを言うのも勝手なんですが、

この仕組みや理由がある以上「農薬」というものは使わざるを得ないんです。

(コストもかかり、自分自身も健康被害に遭う農薬なんて本音では誰も使いたくないんです。)

しかし、

以前述べたよう、「化学が勝利に終えたことはない。」

いつか「農薬」が効かなくなる日が来る。

「風の谷のナウシカ」のように腐海に染まる時代が来る。

その事態を防ぐ手段・方法の鍵が

病気を引き起こす菌に偏ることがなくなり、多様な菌が住み着く

「自然栽培」なんです。

(2016.6.22)


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