「ありがと群馬」〜農家の心を教えてくれた農業法人の話〜

in よめの視点/仕事,生活を覗く/地域/東北/福島/群馬/農家の仕事/関東
この記事の書き手
農家 福島県石川町

【アリガト グンマ】

玉レタスに収穫が始まりました‼
お待たせしました~(^O^)

シャキシャキ食感が持ち味のレタス。
私のブームは、レタスサンド。
食パンをトーストし、マーガリンやマスタードをぬって、
これでもか‼ていう位レタスを挟む。
はみ出さなきゃダメ。
レタスを折り畳んで何重にもし、食感を楽しむ。
塩コショウに、お好みでオイルや粉チーズ、ハーブをふってサンド。
ちなみに、私はパクチーペーストをたらす。

新聞敷いてこぼしながら食べる。
美味しい。

アッサリ飽きない大人のサンドイッチ。
イギリスのアフタヌーンティーではきゅうりサンドが定番だったらしい。
レタスサンドも、そんな大人の美味しさだ。

ついでだが、写真のお味噌汁は朝の残り物。

お母さんっていうのは、残り物率が高く、私はお味噌汁の残ったのが嫌いだった。
香りも何もない、具はひたすら柔らかい…
でも、残り物お味噌汁に、とけるチーズとタバスコをバシャバシャいれた瞬間、それは残り物でなくなった。
今は大好きな残り物のお味噌汁である。

 

さて、タイトル「アリガトグンマ」

私たちは、福島に住む前、群馬県昭和村という高原野菜の有名な所に15年近く住んでいた。
オットは超がつく大規模農家に勤め、私は小学校の支援員をしていた。

もっとも忙しい朝どりレタスの時期は、オットは朝2時に起き、
水着のお姉ちゃんの出ているテレビを見ながら
「俺は今日なのに、世の中はまだ前の日なんだ…」と思いながら栄養ドリンクを飲んで出勤。
夜露で濡れる中めいいっぱいレタスを収穫し運んだ。

6時か7時まで働いて朝食。

そしてまた8時過ぎには、ほうれん草と小松菜の畑へと向かい
一番忙しい時で20時まで、通常で19時まで働いていた。
帰宅し夕食をとって21時には眠る。

そしてまた2時に起きる。
寝坊してはいけないというプレッシャーから夜中も度々起きてしまう。

それを休日などほとんどなく続ける。朝どりレタスの時期は5ヶ月半。

朝どりレタスが終わると2時が5時に変わる。
その頃には、20時が19時、18時になる。
その間も当然ほとんど休みはない。

大規模農家だけど、昭和村の野菜はどれも美味しかったし、
みんな一生懸命にそして、丁寧に働いていて、
いい野菜を出そうという思いが強かった。

そういう中でオットが身につけた感覚。
精神的にも肉体的にも擦りきれていく辛さは心のヒダになり、
そして、真剣に働くみんなの姿は、畑と野菜に向かう上での基本となった。

アリガトグンマ。

私たちが今農家という意味でも、
そして、今の心を育ててくれたという意味でも。

私たちの根っこを育ててくれたのは、グンマケン ショウワムラだ。

 

色々な農家がいる。

色々な農家がいて、みんなの食を必死に支えているんだ。

最後の写真は、四平からのプレゼント。
出荷準備作業をしていると、必ず摘んできてくれる。
ありがとね。

(2017.6.3)


➤この農家・漁師のプロフィールを見る
農家 福島県石川町