誰から野菜を買っているか知っていますか?

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農家, 畜産農家 福島県相馬市

誰かの野菜を買うということを深く考えたことはあるでしょうか。

大野村農園では、一年を通して育てている作物の中で白ネギが地元のスーパーに並ぶ日数が一番多い野菜となります。

およそ七月から翌年の四月頃まで、ほとんど一年を地元のスーパーに毎日並べさせていただいており、この記事を読んでくださってる方の中にも相馬市のスーパーに買い物に行って、うちのを買ってくださってる方もいると思います。

ですがこの白ネギが、どのような人が育て、どのような人に手をかけてもらいスーパーに並んでいるのかまでは誰も知らないと思います。

うちの白ネギは三ヶ月ほど前からですが、相馬市にある障害者支援団体の『ひまわりの家』さんと提携し、ネギの仕立て作業を頼んでいます。

ネギは畑から収穫すると土もたくさんついており、何枚か皮を剥がして綺麗に仕立ててからスーパーへ並べるという流れになっているのですが、この皮剥きがなかなか時間がかかるためどうしたものかと考えていたとき、ちょうど繋がりのあった『ひまわりの家』さんと話し合い、うちでやりましょうかとなったのがきっかけでした。

僕としても助かるし、相手としてもボールペンの組み立てとかだけじゃなく新しい仕事ができることになり、お互い様となります。

むしろ日頃から時間に追われている僕の方が助けられているくらいです。

まだまだ内容としては出荷しているネギの七割程度ですが、知らず知らずに買ってくださっていた皆さんも、実は僕ら「大野村農園を応援」というだけでなく、「買う」という行為が「ひまわりの家を応援」にも繋がってたんだと知ってもらえるだけで、また買い物をする心も違ったものになるのではないでしょうか。

「あの人(達)のがほしい。」

そう地域のみんなに言ってもらえるように、これからも古里の繋がりを大切にし、生産者と消費者の間を縮められるように僕らは中身を発信し、みんなで共有して古里を善くしていきましょう。

今回、作業風景などの写真も快くひまわりの家のスタッフさんが撮ってくださり、掲載してもいいと言ってくださいました。

少しずつ少しずつ、「買い物をする」ということの意識も、この流れのように変えられたらなと僕らは思っています。

(2017.1.17)


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