マグロはどこまで巨大化するのか?

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漁師 青森県西津軽郡深浦町

大トロ、漬け丼、ツナ缶。
日本人が国ぐるみでお世話になっているお魚といえば?と聞かれたら、「マグロ!」と答える方も多いのではないでしょうか?
なんと日本人は、縄文時代からマグロを食べていたんだとか。

しかしまだまだ知られていないことも多いようです。「マグロの大きさ」もそのひとつ。種類によっては20年以上も生きるマグロは、どこまで大きくなるのか。誰がそれを調べているのか。青森の漁業者・野呂英樹さんのマグロ解説をご紹介します!


マグロはどこまで巨大化するのか

マグロと言っても、世界に7種類います。

その中でも一番大きくなる種類が、クロマグロです。
(クロマグロの中でも、太平洋にいるものと、大西洋にいるものと2種類います。)


Q1 どのくらいのスピードで大きくなるの?

イクラよりも小さい卵から生まれ、3年後には30㎏になるといわれています。


Q2 どのくらいの大きさになるのか、研究機関はどう把握しているの?

ISC(国際科学委員会)によると、太平洋クロマグロは、20歳で300㎏を越すとされています。

マグロも人間と同じで個体差(筋肉質の人、太っている人、痩せている人等々)がありますので、現実にはもっと大きくなっている個体もいます。

〜以下参照〜
勝浦漁港で446㎏水揚げの事例
三厩で376㎏水揚げの事例

※勝浦で水揚げされた446㎏の個体は、内臓(約10%)や血(約5%)を抜いていますので、泳いでいる状態では500㎏を越しているものと推測されます。


Q3 最大どこまで大きくなるのか・・・?

いまだにはっきりわかっていません。
マグロのような高価な魚を研究対象にすることには、非常に予算がかかります。

現在は、どこまで大きくなるのかという研究よりも、如何にして人工種苗(※)の生産性を上げることに予算が投入されています。

(※編集部注)人口種苗とは?
農林産物の種や苗のことを「種苗」というが、水産物における卵・稚魚なども同じく種苗と呼ぶ。主に天然種苗と人工種苗に大別される。人工種苗とは、養殖あるいは漁獲された親を、人間の管理下で飼育して得た卵や稚魚のことを指す。

(2017. 4. 14)


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