オール電化の子どもたちは「焚き火のワクワク」を知っているか

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農家 福島県石川町

【焚き火と畑とおにぎりと】

週末は青空いい天気。
啓蟄ということもあり、生き物を探しにいこう‼と
子ども達と久しぶりのお散歩。
田んぼの畔をのぞくと、オオイヌノフグリ、ホトケノザが咲き乱れ。
テントウムシも行き交い、あぁ、生き物が動き始めてるなぁと感じる。

3月に入り、気温も上がり雪も溶けたので
畑もトラクターをかけ始めた。

同時に、レタスやキャベツなどの種まき(苗作り)も始まった。
いよいよ農繁期に向けた準備だ。

1月2月と事務仕事も多かったので、脂肪を鍛え大きくし、筋肉を休ませていたが(;´д`)
そろそろ脂肪を休ませないと。
いや、燃焼しないと。

燃焼と言えば、一昨日畑で枯れ草枯れ木を焼いた。
土に耕しきれないものを焼いたのだが、
久々に火を見つめ、心が落ち着いた。

一定でない火をじっと見ると心が静かになっていくのはなぜだろう。
とてもいい時間だった。

それにしても、子どもって火が好きだなー
子ども4人とも、飽きずにずっと火の回りで遊んでた。

「モロヘイヤの木はよく燃えるぞー」
「まだその木は燃やすな‼草を燃やせ!!」
「空気入れろ‼」

もう終わりって言ってもなかなか離れない。

今って、学校に焼却炉もないし、家庭で焚き火もしないし、
そもそもオール電化で「火」に馴染みがない生活スタイルの子が多い。
燃える火を見る機会が極端に少ない。

火のありがたさや温かさ、そして、危険なこと。
頭で分かっているのとリアルがあるのって違うよね…

子育てにお金も時間もかけてあげられないけど、
こういう豊かさは伝えてあげたいな。

昨日今日は雪がちらつく寒さ。
今日は畑に出ず、夏にため込んだ針仕事なんてやっている。

ものが捨てられない性格で、ダメだなぁと思うのだが、
破れた子どものズボンもつい膝あてを縫って履かせてしまう。

時代錯誤だよなぁ。分かっているんだけど。
あと1時間もすれば子ども達が帰ってくる。

「お腹すいたー」って言いながら。

今日もおやつがおにぎりで、文句言いながら食べるんだろうな。

こんな日々の当たり前が、最近お母さんはすごく大事に感じるよ。

今年も畑、頑張るね。

※石川町の条例では、田畑で出た草や木の火入れは認められています。

(2016.3.8)


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