【実も種も皮も!】三層の深み、三宝柑

in うんちく・こだわり/和歌山/近畿
この記事の書き手
農家 和歌山県有田郡湯浅町
こんばんは。
今日はこの柑橘!
三宝柑
読み方ほ「さんぼうかん」
この柑橘、原木は和歌山城の中にあったと言われています。
歴代の紀州徳川家がこの柑橘をとても好んで食べたそうで、場外不出で栽培されていました。
種がある柑橘ですが、当時は子宝に恵まれるとして重宝されたのです。
三方(さんぽう)という台にこの柑橘を乗せてお殿様に献上したことから、三方柑→三宝柑に名前が付いたとされます。
時は経って徳川家の江戸時代が終わり、明治時代に入ると栽培が解禁され、城の外で栽培が始まりました。その産地として栽培が広まったのが湯浅町の栖原(田村の隣)地区です。(三宝柑は現在でも湯浅町の特産品として有名です)

それから平成の時代にはいると、

たくさんの柑橘の品種ができた中、三宝柑のような古い品種はどんどん新品種に淘汰されていきました。
種があるのが嫌われるようになったり、酸味のある柑橘が敬遠されるようになったからです。
しかしこの三宝柑ストーリーには続きがあります。
現在、東京のとある場所にこの「三宝柑」は植えられています。
僕も昨年の6月にその場所に行ってきました。
東京のど真ん中。
その場所は皇居!
なぜ皇居に、、、?
そう、皇居は江戸時代、「江戸城」があった場所。
天皇皇后両陛下が、昔は人気だったのに現在生産が少なくなった果樹を残していこうと考えて、皇居(江戸城)に植樹されたのです。
「果樹古品種園」という場所が皇居内にあるので、みかん好きの方はぜひ訪れてみてください(o^^o)
その中にしっかり三宝柑が植わっています\(^o^)/
この三宝柑。
最近では皮が分厚いので、器(うつわ)として使われたりしています。

偶然にも今日湯浅の魚屋さんの友達に呼ばれ、三宝柑茶碗蒸しをつくってきました。

三宝柑の皮を器にするので、中の果肉をスプーンでくり抜きます
この茶碗蒸し、ただの茶碗蒸しではなく湯浅の名物「シラウオ」が入った茶碗蒸し(左下のがシラウオ)
蒸します。
そして完成!
茶碗の代わりに三宝柑。
そして実食!
シラウオが甘い!
そして三宝柑の香りと味が出汁に沁みて混んでる。
めちゃめちゃ美味しいです。
近々、某テレビ局からの取材が来るということで、うちの三宝柑を使った三宝柑茶碗蒸しでるようです。
どんな放送になるやろうか、みんなの知ってる芸人FM(イニシャル)さんの反応がきになります笑
この感じで三宝柑は器を使って三宝柑ゼリーも作れたりします(°∀°)b
他にも、ハロウィンの時はジャックオーランタン作ってみたりなど
これも三宝柑、なんでもできるやん。
あと一番のオススメはジャム!
めちゃくちゃ旨いのでぜひ挑戦してみてください。
この三宝柑は善兵衛農園春のみかん詰め合わせセットに必ず入れます、存在を知ってほしいのです(・∀・)
こんな引き出しの多い柑橘は他にないと思います(^^)
一度出会ってみてくださいね♪
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ではではv(^-^)v
(2017. 2. 19)

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農家 和歌山県有田郡湯浅町