鶏糞の扱い方に、畜産家の本音が現れる

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この記事の書き手
農家 神奈川県小田原市

 

鶏とともに暮らす農民の課題の1つ、『鶏糞の再利用』。

春夏秋冬は、他の農業残渣や落ち葉・剪定枝など未利用資源と一緒に発酵させ、『堆肥』として再利用しています。

自分達で管理している田畑だけでは間に合わないので、協力農家さんにも積極的に利用してもらいます。

春夏秋冬の鶏たちは、1日に…ドンブリ1杯分のご飯を食べます。
そして、お茶碗1杯分のウンチをする。

そしてそして…
卵は2〜3日に1個60〜70gくらい…
最後に屠畜する時の体重は2000gくらい。

産卵が始まるまでの期間も当然、ウンチはする…

養鶏って、卵やお肉よりも多く、ウンチを作るお仕事なんです。
他の畜産も同じかな?

春夏秋冬は、
『ウンチの扱い方に、畜産家の本音が現れる』と考えています。

ウンチの原料は?
ウンチの水分量は?
ウンチの臭いは?
ウンチの処理方法は?

堆肥化しても使い方に課題があります。
田畑に鋤き込むのか、表面に撒くのか?
作物の近くに撒くのか、遠くに撒くのか?
施肥するタイミングは?
施肥する量は?
春夏秋冬は、鶏たちのウンチに責任を持ちます。
取り組みは、ホームページブログFBにちょこちょこ載っているので、お時間がある時にご覧下さい。

※画像は、誤って、鶏糞堆肥をひっくり返してしまったところのもの。
肥料焼けしている葉っぱもあれば、ハコベやセリが顔を出していたり、他の場所は枯草だったり…

 

今の飼育数は約200羽。
管理している田畑は1.5町分。

現実として、こんな面積じゃ、鶏糞堆肥の処理が追い付かない。
だから、他の農家さんの協力が必須。
今現在、協力農家さんの面積合計は30町ぐらい。

200羽でだよ?
何十万羽って飼育しているところは、どうやって処理しているんでしょうね…

最近、『養鶏やりたい!!』って人の問い合わせ多いけど…
『まずは、自分の田畑を確保するのと、協力農家さんを見つけてから、始めること』をおすすめしている。

(2017.2.2)


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