中岡農園の野菜がおいしいと誰かが言うとすればそれは、子供が無邪気に描いた絵をすばらしいと言うようなものだ。

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この記事の書き手
農家 広島県廿日市

ひろしま食べる通信 でお世話になった編集長の梶谷さんのご実家は愛媛の柑橘農家です。

先日、お父さんが育てられた 「はるみ」をいただきました。

皮は手で剥きやすく、果実はぷりっとジューシーだけど、果汁が飛び出て手がべとつくこともなく、

甘みの中にしっかり酸味もあり、以前にもはるみを食べたことがある気がするけれど、はじめて食べたような感覚のおいしさでした。

梶谷さんのお父さんは、JAなどと協力して「はるみ」のブランド化に尽力されたと伺っていましたが、

食べたときに、これが「技術力」というものなのだということを強く感じました。
無農薬だとか、何農法だとか、作り手の顔が見える野菜、などということは、ただわかりやすい表面的なことにすぎず、

植物の性質を知り、育てる土地を知り、それぞれの時期を知って、その植物があるべきように育てる技術こそが、

野菜作りの大切な根っこだと梶谷さんのはるみは伝えてくれました。
中岡農園の野菜がおいしいと誰かが言うとすればそれは、子供が無邪気に描いた絵をすばらしいと言うようなものだ。

ただ、野菜ができただけだ。

思い上がってはいけない。

冷めた目でみるのだ。

技を身につけるのだ。

先人に学ぶのだ。
もう、春は来たのだぞ。
#宮島 #自然農

 (2017.2.4)

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